あなたは普段仕事終わりに誘惑とも思わず嗜好品をコンビニなどで買いたくなりませんか?
実はお酒にタバコにコーヒーに気軽に手を出せるものばかりですけども、実はパニック障害を治す場合、取り過ぎと症状を悪化させる可能性もあるんですよ。
今回は代表的な4つの嗜好品についてお伝えします。
1.1日の区切りに欲しくなる嗜好品

仕事で一生懸命に働いた一日のあとに、
「今日もオレ、頑張ったな~」
と思って自分にご褒美として同僚と飲み行ったり、コンビニでアルコールを買って家で一杯やりたくなることはありませんか?
仕事が一区切りついた後にリラックスや気分転換のためにバコを吸いに行きたくなることはありませんか?
または、仕事でちょっと疲れてきた集中力をなくなっているな~と感じたたときに気合いを入れ直すためにコーヒーを飲みたくなりませんか?
これらはとても気持ちが分かるんですけど、これらはどれもパニック障害を治すのには弊害となると言われているんですね。
2.アルコールの場合

まず、アルコールで言えば、一時的に不安感を和らげる効果があるそうなんですけど、その効果は短くて、不安のリバウンドがあるそうなんです。
リバウンドすることによって一層不安感が増してしまうそうなんですよ。お酒飲んだ後にパニック発作が起きたり症状が悪化することがあるのであれば、これは不安のリバウンドが原因なんですね。
私も一時期、アルコールが不安感に効くことを体験しました。飲んだ帰りにいつも通り電車に乗っていると、「そろそろ降りたくなるかな~」と頭をよぎったけど、全く降りたくならずにいつも降りてしまう駅を過ぎて乗り続けられたときがあったんですね。
「よっしゃー!もっとアルコールを増やそう!」
とお酒に頼り始めるとヤバいわけです。その先に待っているのはアルコール依存症から。私はなんとか思いとどまれましたが、パニック障害を治す前にアルコール依存症になってしまいますからね。注意が必要なんですよ。
3.タバコの場合

次にタバコです。タバコのニコチンには抗不安作用があるんですね。そのせいなのかははっきりしてませんが、パニック障害の人は喫煙率が高いそうなんです。
でもアルコールと同じでニコチンの作用時間も短くてすぐにリバウンドがきて不安感が増してしまうんですね。
しかも、パニック障害の人で喫煙している人と、喫煙しない人を比べると喫煙している人の方が、パニック障害の発症率が非常に高くて広場恐怖症の併発率も高くなるというデータもあるんですよ。
不安を抑えるためにタバコを吸っているはずなのに、逆にそのタバコに苦しめられてしまうという悪循環に入ってしまうんですよ。
手軽に手に入るような不安を抑える方法で治ることはないってことだと思います。パニック障害を治すためにまずは禁煙外来などを上手く活用して禁煙の方向に行かれることをおススメます。
4.コーヒーの場合
最後に、コーヒーです。コーヒーてやっぱり気分を変えたいときに飲みたくなりますよね?
パニック障害の人にとってコーヒーに含まれるカフェインが発作の引き金になるという報告があるそうなんです。その報告では、コーヒーを1日5杯飲むとパニック発作や似たような不安症状を起こすそうなんです。
「まあ5杯は多いでしょ!」と思いますが、コーヒーも飲み過ぎに注意ということです。
こうしてみていくとパニック障害を治すためには、一時的に不安感を抑えるようなことをしても逆効果になるということが分かっていただけたかと思います。
または別の依存症を引き起こすリスクを高めてしまうということなんですね。
5.中途半端は最も危ないですから!
アルコールとかタバコをほどほどにするということは可能なんでしょうか?
個人的には無理だと思っているんですね。だって仕事の同僚でタバコを減らすぞ!と言って成功した人は見たことがありません。逆に禁煙に成功した人は全く吸わないようにした人でしたもん。
こういうことは全くとらない!ということを目標にされた方が早く離脱できると思いますよ。
まあ~やっぱり薬とかこういった嗜好品で一時的に不安感を抑えることできても長期的に見るとパニック障害の治すことから遠ざかってしまうことがお分かりいただけたと思います。
やっぱり自分の内なる力でパニック障害に立ち向かわないと治せないということですよ!
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