パニック障害が治らないのは低血糖症が原因かもしれません

こんにちは。心理カウンセラーの鹿内です。

 

1.パニック障害が治らないのは低血糖症が原因かもしれません

私は”パニック障害が治らない原因のひとつに低血糖症がある“と思っています。

これは何も私が勝手に言っていることはなく、栄養療法の分野で有名になりつつある説のようです。

なぜ、パニック障害の原因が低血糖症にあると言っているか?

それは”精神症状を訴える人の多くが低血糖症であるから“なんです。

それについて書かれた本がこちらです。

心療内科に行く前に食事を変えなさい

この本では心療内科に精神症状を訴えた300人の患者のうち296人が低血糖症という驚きのデータが示されつつ、低血糖症と精神症状の相関関係について例をあげながら解説しています。

著者は、もともと心療内科医をしていて、精神症状を訴える患者に対して、カウンセリングや投薬をしても、どうしても治らない患者がいることに悩んだそうなんです。そこで、いろいろな治療法を調べた結果、栄養療法を見つけて患者に施した結果、かなりの効果が出てきたので、栄養療法も専門にするまでになったというエピソードが語られていました。

 

そもそも低血糖症とは何かご存じですか?

これは”血糖値(血液中の糖度)が正常値よりも下がることが頻発すること“を言うそうなんです。

普通の人であれば、血糖値の上がり下がりは、食後に上がって、時間とともに下がり、その上下の血糖値の幅が基準値内に収まっているそうなのですが、低血糖症の人の場合、急激に上昇して、急激に下がり、正常値から大きく外れてしまうそうなんです。

で、このとき問題になるのが”血糖値が大きく下がったとき“なんです。

血糖値が大きく下がったということは、体内から糖分が枯渇している状態なわけです。

そんなときに最も反応するのが「脳」です。

脳のエネルギー源は糖であると聞いたことがあると思いますが、糖が体内から減っているのが分かると脳から緊急指令が出るそうなんです。

そうなると体はどんな反応をするかというと、脳内からノルアドレナリンやドーパミンの神経伝達物質を出して、少しでも血糖値を上げようとするそうなんです。これにより、徐々にではありますが、血糖値が上がり、血糖値の正常値まで上がってきて、めでたしめでたし・・・とはならないんです!

ノルアドレナやドーパミンが大量に出ているということは、精神面ではどんな反応が出てくるかご存知ですか?

不安感や恐怖感がでてきたり、怒りやイライラがでてくると言われています。これにともない、冷や汗、動機、意識障害、けいれん、手足の震えといった症状もでてきてしまうのが、低血糖症の特徴なんだそうです。血糖値があがったら良かったとはならず、血糖値を上げるために分泌された脳内物質に、心身ともに不安になってしまうのです。この症状がパニック障害と似ているのです。(ぜひ本書を読んで確認してみてください)

 

2.40代男性の例

実際にパニック障害の症状を訴えた患者から、パニック発作のような症状がなくなったという例が紹介されていたので、ご紹介します。

40代男性、仕事はカメラマン。仕事中に胸が苦しくなったり、冷や汗が出てきたり、意識が飛んでしまうことがあったそうです。症状が酷くなってきて、本人はうつ病かもしれないと思い病院に行ったそうです。

最初は仕事の疲れからくるものだと思って著者は診察していたそうなんですけども、食事内容を驚きました。1食に白米4杯を食べたり、チーズバーガー8つ食べたり、ラーメン2食を食べてしまう大食いだったのです。しかも炭水化物ばっかり。さらに間食にはコーラなどの炭酸飲料を飲み、菓子パンやスナック菓子を食べていて、いくらカメラマンで体力勝負な仕事とは言えばこれはとり過ぎ!体重も98キロ近くあり、糖質制限せねば!ということで食事療法を指導することになりました。

どんな指導をしたかというと、

  • 白米は玄米へ:玄米には白米に比べて血糖値の上昇を緩やかにしてくれる
  • 野菜を最初に食べる:食物繊維には糖質の吸収を抑える働きがある
  • 糖質からタンパク質へ
  • 間食と清涼飲料水は止める

これを半年続けた結果、血糖値は急激に上がらなくなり、冷や汗や不安感、意識を失うような発作も消滅したそうなんです。食事療法の間、パニック障害でよく使われる抗不安薬や抗うつ薬は使っていないそうです。体重も半年で、73キロまで落ちたそうです。薬を使わずに、食事内容を変えるだけで、病気が治せた例として紹介されていました。

注意

たしかに、本書では、著者がパニック障害の患者に対して、低血糖症かどうかを調べたら、20例のうち19例も低血糖症であったことが書かれていました。そして、2例の患者に対して食事療法をしたところ、パニック障害を克服できたと紹介されていて、その結果を学会で発表しているそうです。

ただし、そもそもの低血糖症だった19例に対する食事療法の記述がはっきりしていませんでした。ですので、糖質制限のような食事療法をすれば、パニック障害が必ず治るというものではないと思います。あくまで、パニック障害の原因のひとつに対する治療であるという理解が正しいと私は思います。

 

3.健康診断では低血糖症は見つかりにくい

自分は健康診断で、低血糖だと言われたことがないから関係ないと思うかもしれません。

どうやら、低血糖症というのは、健康診断では分からないことがあるそうなんです。健康診断の場合、空腹時に診断することがあると思うんですけども、そういった場合は、空腹時血糖と言って、安定していることが多いそうなんです。

本書で言っている、血糖値は食後5時間の経過を見ていくので、もしかすると、健康診断では見落とされているかもしれません。

 

4.低血糖症かチェック!

今回紹介されている本に載っていたチェックをぜひやってみてください。

  1. 甘い物が食べたくてしようがない
  2. おなかがすくと、イライラして集中力がなくなる
  3. ちよっとしたことで怒りが爆発することがある。キレやすい
  4. 光がまぶしく感じることがある
  5. 音がうるさく感じることがある
  6. 頭痛持ちだ
  7. ランチ後、1~2時間くらいすると眠くなって、やる気が出ない
  8. 急に気分が落ち込んだり、泣きたくなったりすることがある
  9. 徐々に体重が増えた
  10. 体がだるくて重い
  11. ときどき手や指がふる又ることがある。

当てはまった数はいくつありましたか?多いほど、低血糖症の可能性が高くなります。

 

5.自分でもできる食事改善のコツ

普段の食事で簡単に糖質制限できるコツをご紹介します。

  • 白米 ⇒ 玄米、雑穀ごはん
  • うどん、そば ⇒ 十割そば、パスタ
  • 野菜を先に食べる:食物繊維は糖質の吸収を抑える
  • 酢を使ったおかずを組みあわせる:酢は糖質の吸収をゆるやかにする
  • 白米を食べるときは卵や納豆と合せる:タンパク質には糖の吸収を抑える働きがある
  • 食後30分以内に運動:糖を消費して血糖値の上昇を抑える
  • 間食はおつまみへ:NG(クッキー、菓子パン、チョコレート、和菓子、せんべい、ポテトチップス)、GOOD(チーズ、ナッツ、牛乳、豆乳、ゆでたまご、するめ、小魚スナック)

できるところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

6.まとめ

もし、自分もパニック障害でありながら、低血糖症をお越しそうな食生活をしていることに気づいたら、まずは日常の些細なところからでいいので、食事改善してみてください。取り入れらるところから始めるのがコツですから。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


★無料メールマガジンに登録してください!





私が4年かけてパニック障害を治した濃い情報をメルマガ限定でお伝えてします。

メルマガではあなたからの悩みや辛いことについて質問も受け付けております。

まずはメルマガに登録してください!



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

サラリーマンエンジニア。 ブログ「サラリーマンでもバレずにパニック障害を治せ」2年かけて自力でパニック障害を克服した体験をブログに日々更新している30代前半。 趣味は読書と海外ドラマ。