私も暴露療法に何度も失敗してきて分かったこと

パニック障害の症状を改善したくて、暴露療法をしてみたが、うまく暴露療法ができないで悩んでいませんか?

パニック障害をどうにかしたくて、ひとり、急行電車に乗ろうとするが、恐くて結局乗れなかったり。

エレベーターに乗れるように、無理して列に並んでみるものの、恐くて結局乗れなかったり。

苦手な場所に行って、恐さを我慢したかったが、逃げ出してしまったりすることが、これまであったかもしれません。

 

こんにちは。鹿内です。

今年も「パニック障害を治すノウハウ」をお届けしていきたいと思います。

 

今年の最初のテーマ。

暴露療法での失敗談と対処法についてです。

パニック障害の人のうち、病院にはできるだけ行きたくない人の大半は、パニックの怖さが我慢できれば、また元通りになれると思うことがあります。

なぜならば、我慢できるようにようになれば、すべて解決すると思っているからです。

パニックの恐さに我慢できるようになるため、苦手な場所に行って、体を慣れさせようと、ひとりで暴露療法をするかもしれません。

それで、暴露療法がうまくいけば良いでしょう。

うまく我慢できて、体が慣れるようにできたら、それを繰り返していけば、良いでしょう。

 

でも、そういった大半の行動がうまくいかず、より苦手な場所に行けなくなったり、近づけなくなったり、逃げ出したりしてしまうことがあるでしょう。

なぜならば、暴露療法に必要なことが準備できていないからです。

今回は、そうした暴露療法の失敗と対処法についてお伝えしてきます。

 

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1.私がパニック障害になった経緯

簡単ではありますが、私がパニック障害になった経緯をお伝えします。

原因はいろいろありますが、20代後半のときに、仕事のしすぎで、あるとき急行電車のなかでパニック発作を経験しました。

いつも通り、急行電車の出発を待っていて、もうすぐ扉が閉まろうとしたとき、急に不安感と動悸と息苦しさを感じました。

すぐに扉がしまってしまって、どうしようと思っていたら、手の震えや、悪寒が始まって、生まれて初めて死ぬかもと思いましたし、「助けて! ここから出して!」と思いました。

それから、急行電車には乗れなくなり、苦手な場所や苦手な乗り物がどんどん増えていきました。

そして、病院で診察してもらった結果、パニック障害であるとお医者さんから言われたのでした。

 

2.暴露療法の失敗例

病院に通院を始める前、よくひとりで、暴露療法をしていました。

どんな暴露療法かと言うと、急行電車に乗って、1駅、2駅、3駅と駅を飛ばしていく間、我慢するというものです。

これは当時、良いアイデアだと思っていました。

なぜならば、急行電車に乗れなくなって、パニック障害になったのだから、急行電車に我慢してでも乗れるようになれば、パニック障害ではなくなり、元の生活に戻れると思っていたからです。

たしかに、意味は分かります。

ピーマンが苦手な子が、ピーマンを克服できれば、食事全般が美味しくなると、親御さんが思うのと似たようなものです。

苦手なことを克服できれば、全てOKと考えていて、今考えれば安易だったと思います。

 

暴露療法の流れはいつも、こんな感じでした。

うちの最寄り駅は、各駅停車のみ停まる駅だったので、各駅停車に乗り、急行電車が停まる駅に移動します。

各駅停車に乗っているときは、いつも緊張していました。

「これから暴露療法をするために急行電車に乗る!」と思うと、不安がありました。

 

急行電車が停まる駅に着きました。電車から降りて急行電車が停まるホームに立ちます。

急行電車がホームに到着するのを待ちます。

しばらくすると、右の方から、急行電車がゆっくりと、ホームに入ってきます。

 

電車が停まって、扉が開いて、なかから乗客がどっと出てきます。

全員、出終わって、さあ、乗る人の番になったとき、緊張がピークになってきます。

「乗らなくては! 乗らないと周りから変な目で見られる! でも乗りたくない! 恐い!」

心のなかで、葛藤が始まります。

その間、後ろから、私を抜いて、どんどん乗客が車内に入っていきます。

「乗らねば! でも乗りたくない! でも乗らねば! 乗りたくない! ああ、無理!」

葛藤の最後はいつも、乗らないことを選びます。

そして、電車が次の駅に向かって発車してきます。

電車の後ろ姿を見ながら、オレは本当にダメだなと思って、どっと疲れるんです。

こんなことを、何回も繰り返していました。

 

3.暴露療法の失敗は精神的によくない

暴露療法に失敗するたび、情けない気持ちでいっぱいになっていました。

なぜならば、電車に乗ることをためらっていたのは、ホームで私くらいだったからです。

ホームにいる、おじいちゃん、おばあちゃん、子ども、サラリーマン、みんな不自由なく急行電車に乗っています。

なのに、どうして自分だけ乗れない…。

周りの人と比べて、自分だけできないことが本当に情けなく感じることよくありました。

 

もうこんなことは止めたいと思っていました。

でも、他に、パニック障害を克服するすべがありませんでした。

苦手になったことを、克服するには、苦手なことを繰り返してやって、我慢できるようになるしかないと思っていて、完全に頭が凝り固まっていました。

 

4.急行電車に乗れるようになった転機

あることをきっかけに、私は、あれだけ、暴露療法に失敗した急行電車に乗れるようになります。

それが、呼吸法、です。

パニック障害に効くと言うより、人生全般に呼吸法が効くと教わって、だいだいと半年ほど家で毎朝呼吸法を続けていました。

たしかに、呼吸法をやってみると、精神が落ち着くような感じがあって、呼吸法を終えたあと、すっきりした気分になれたので、好きで続けていました。

 

あるとき、呼吸法を苦手な電車のなかで、やってみたらどうだろう、と思い付きました。

毎日の通勤電車のなかで、試してみると、普段途中下車していた駅を通過して、降りることなく、自宅の最寄り駅まで、乗れてしまったことがありました。

「え、恐くないんだけど…。めっちゃ安定してたんだけど…。もうしかして、これ急行電車でやったら…」

 

早速、週末に急行電車の止まるホームまで行き、急行電車が来るのを待ちました。

急行電車がやってきて、私の目の前に停まりました。

扉が開いて、なかから人が出てきました。

出終わったところを見て、急行電車の車内に入りました。内心ドキドキでした。

人気の少ない、場所を見つけて、移動しました。

扉が閉まって、電車の動き始めました。

まだ、心臓がバクバク言っていました。

 

すぐに目を閉じて、普段家でしている要領で呼吸法を始めました。

「あー、急行電車に乗っているー、どうしようー」と言った頭の声はできるだけ聞ききませんでした。

ただ、自分の呼吸に意識を集中させて、息を吸うこと、吐くこと、止めることだけ、集中しました。

それでも、雑念は湧いてきました。

「次の駅まで長いぞー、なにかあったら大変だぞー、降りておいた方がいいぞ」

降りる誘惑は何度も湧いてきましたが、その度に、呼吸法に集中したのでした。

それを続けていたら、いつのまに、急行電車に30分以上、乗っていることができたのでした。

 

「呼吸法、すげー! これを続けていれば、普通に電車乗れそう」

 

それ以降、私にとって呼吸法は、パニック障害とうまく付き合う最強のツールになったのでした。

 

5.まとめ

暴露療法にとって大切なことは、恐怖と向き合える道具を持つことです。

なぜなら、暴露療法は、無防備で臨むと簡単に失敗するからです。

無防備のまま暴露療法をすれば、それはもう暴露療法とは言えなように思います。

自爆しに行っているだけ、と言えるかもしれません。

 

暴露療法の失敗が重なると、だんだと、こころが萎えてしまって、やる気もなくなってきます。

暴露療法の失敗のせいで、治す気力まで奪われてしまうのは、本末転倒だと思います。

 

暴露療法をうまくやるにはどうしたらいいのか?

それは、恐怖心と向き合える道具を持つことです。

道具を携えてから、暴露療法をするようにするのが良いと思います。

 

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