こんにちは。
鹿内智治(しかうちともはる)です。

ご質問やご感想をいただきありがとうございます。
本当に励みになりますので、気軽で構いませんので、コメントをお待ちしています。
いただいたコメントに対してはひとつひとつ心を込めて返信いたします。
今日もご質問を紹介します。
<今日のご質問>
「症状がでたとき吐き気がきて胸が右と左交互に痛いですか?日々変わります」
回答していきますね。
パニック発作の症状が出たときって吐き気をともなうことが私もありました。
とくに私の場合はパニック発作は乗り物にのっているときに起きていて
発作が起きると吐き気をもよおすことがよくありました。
▼ だから今すぐに降りたい!っていう衝動にかられましたし
もしこんな公衆の場で吐いてしまっては周りの人に迷惑がかかってしまう。
▼だから早く降りたい!すぐに降りなくては!っていう強迫感がものすごく沸いていました。
内から湧き上がる衝動や強迫感にさらにパニックになっていって
衝動や強迫感がどんどん強くなっていくスパイラルになり
▼ もう自分は死んでしまうのか?
っていうくらい動悸が激しくなるという体験を当時よくしていました。
パニック発作が残酷なのはここからです。
そんな死んでしまうか?という状態なので、次の停車駅ですぐに降ります。
降りると不思議に動悸は落ち着いていきます。
あれはなんだったんだ?という思うくらいに落ち着いていきます。
▼ では、なぜあんな状態になってしまったのだろう?
原因をあれこれと思いうかべますが、なかなかこれだ!というものが見当たりません。
そうなると今度また起きないようにするために何をしたらいいかが分かりません。
その結果、
▼ 次に電車に乗るのが怖い、また同じ発作が起きたらどうしよう
という考えになります。これが予期不安です。
そしてこの予期不安は同じような発作を繰り返すことによってどんどん強化されていってしまいます。
▼ そして、私は電車にのれない人間になってしまった
という考えになってしまいます。
パニック障害は発作の原因が分からないという不安感がスパイラル状にどんどん高まってしまう病なのです。
だからこそ早く手を手を打って、そのスパイラルが高まることを防ぐことが求められます。
高まってしまった不安感を減らすのには、高まるのに要した時間と同じくらいの時間が治療にかかってしまいます。
その分だけで、ありふれた普通の生活を取り戻すことが困難になりますから、
まずはなんでも良いので早く一歩を踏み出すことが大切です。
話がすこし脱線しました。
胸の痛みについてですが、私の場合はあまり感じることがありませんでした。
感じているほどの余裕がなかったというのが正確だと思います。
先ほど述べたように、頭は中では死の恐怖が渦巻いている状態でしたので
身体の痛みを感じる余裕がなかったですし
そもそも身体の痛みを感じることはあまりなかったのではないかと思います。
パニック発作が起きたときの症状の出方は人それぞれです。
私のように、思考ができないくらいの焦りを引き起こす場合もあれば、
身体の痛みとして現れる場合があります。
パニック発作の症状が出たときに出てくる胸の痛みが
パニック発作によるものだと医師の診断をもらっていれば
パニック障害の治療に専念していくことができますし、
もし診断をもらっていないのだとすると
まずは医師の診断をされるのが良いのではないかと思います。
もっと聞きたいことやここが分からん!などがあればまたコメントやメールでご連絡くださいね!
◇◆編集後記◆◇
パニック障害ってうつ病と同じような扱われ方をして
すぐに心の病だって考えられてしまうと思うのですね。
だからすぐに、カウンセリングだの、メンタルクリニックだのになってしまうのです。
事実、私のそのレールに乗りました。
でも、これはおかしいと思って降りられたから良かったと思ってますが。
メンタルクリニックに最初に行って、はたしてどれだけの人が症状が改善したか?って話ですよ。
以前も書きましたが、クスリを飲んでいてもパニック障害は治りません。
クスリは症状を抑えるための役割を担っているだけで、完治させる役割は持っていません。
落ち着いて考えれば分かりますよね。
パニック発作が起きたときは、まず落ち着け!!!!ってことです。
人間離れした働き方をしてませんか?
終電まで働くことが当たり前と思っていないですか?
ファーストフードばかりを毎日たべていませんか?
夜ご飯は松屋や吉野家ばかりに毎日行っていませんか?
自分の子供と遊んでいますか?
土日は子供と公園やお出掛けしてますか?
当時を振り返ると明らかに、人間離れした仕事や生活スタイルになってしまっていたなと反省します。
普通の生活を望んでいたはずなのに、自ら普通の生活を壊すようなことをしてしまっている。
その壊れたスタイルがずっーーと続いてしまう。
どんどん蓄積する。
その結果あるときにバー―ッン!!!と爆発してパニック発作という形が表れたのだと私は思っています。
当時はそんなことを考えることはムリでした。
今ならパニック障害になったことをこう捉えてます。
▼ おいおい、きみきみ、その生活本当に望んているのか?ん?分かってなさそうだなー。自分のこと分かってないねー。最近こう人多くなったなー。じゃあちょっと反省してもらおう。反省する時間を確保してあげるよ。身体と心を大切にする考えになってほしいのだよ。だから、この障害を与えるからちゃんと乗り越えてね。乗りこえたら分かるから。辛いかもしれないけど、途中で挫折しないでよ。挫折したら結局変わらないからねー。期待しているよ!
という感じに思えてきます!
パニック障害は必ず乗り越えられます!
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