こんにちは。
鹿内智治(しかうちともはる)です。
タイトルから見たときに、なにか身体の変化に関するサインのことを思い浮かべられたかもしれません。
または、パニック障害の症状に関するサインのことを思い浮かべられたかもしれません。
今回はお伝えすることはそういったことではないのです。
私はパニック障害を4年間苦しみ続けて、常にパニック障害のことを考える生活をしていてあることに気付いたのです。
「パニック障害になったことは人生のサインだったんだ!」
ここで言っているサインというのは暗示とかお告げみたいに思ってください。
今回はパニック障害で4年間苦しみ抜いた末に気付いた、人生からの5つのサインについてお伝えしていきます。
1.働き方を見直しなさい!

まず第一に、パニック障害になったということは「働き方を見直しなさい!」というサインです。
あなたは今どれくらい残業をしていますか?
あなたはどれほどのプレッシャーの中で長時間労働をしていますか?
私の当時の働き方をお伝えすると、
・1カ月の残業時間で最高90時間
・毎日のように終電帰り
・ときには土日も出勤
あのころはとてもしんどかったです。
しかも、プロジェクトのリーダーでもあったので、
・リーダーは全てのことを把握しなければならない
・一緒に仕事をしてくれる人のサポートをしなければならない
・メンバーを教育しなければいけない
毎日が火の車状態だったのです。
何か月も同じ働き方を続けてしまったために、パニック障害になったのです。
パニック障害になってずーっと考えて続けてたことがあります。
・あと30年も同じ働き方はムリ!
・残業しても評価されない雰囲気になってきた
・パニック障害がひどくなる
危機感から、働き方を見直すことを決意したのです。
大きく見直したことはリーダーとしての仕事のスタンスを変えたのです。
・メンバーで話し合って最後は私が決める
・何かトラブルが起きたら私が責任を取る
・ある程度の裁量をメンバーを委ねる
つまり、細かいところは現場のメンバーに任せることにしたのです。
そして、メンバーに対して私が信頼していることを十分に分かってもらえるように、権限をどんどん与えていったのです。(もちろんバランスはとります)
そうしたら、
・仕事がスムーズになった
・残業時間が減っていった
・私のチームばかりが成果を出していった
最高のサイクルに入っていたのです。
そして、サイクルが十分に回りだしたころには「シカウチがいれば現場は安心」という評判がたつようになっていったのです。
以前に比べたら手抜きをしているほどに仕事をする時間は減っているのに、問題はどんどん片付いていって、残業時間が減って、年収は上がって、という最高のサイクルに入って行ったのです。
そもそものきっかけは働き方を見直したことなのです!
2.健康に気を配りなさい!
パニック障害になったということは「健康に配りなさい!」というサインです。
あなたはどれだけ健康に気を付けていますか?
仕事で時間を取られてしまって、食事にかける時間もお金も節約するためにファーストフードばかり食べていませんか?
ファーストフードばかり食べていたのは何を隠そう、この私のなのです。
残業ばかりしていると家の最寄り駅に着くのが23時以降であることがザラです。
・こんな遅くに妻に食事の用意は忍びない
・遅いから毎日夕食を固定する
・松屋好きだから松屋オンリー!
「松屋」の牛丼やセットのメニューを毎日毎日食べていたのです。
当時はぶっちゃけ、美味しい!美味しい!と思って食べていました。
でも、そんなことを続けていたら、体重がどんどん増えていってしまったのです。
体重が増えたとしても、そんなことを気にしている場合ではありません。仕事の方が優先です。
でも、そんな食生活を続けていたら、ある日、パニック発作が起きてパニック障害になってしまったのです。
パニック障害になったときの食生活はこちら。
・朝は軽食
・昼は宅配弁当
・夜は松屋のセット
これはちょっとカロリーがヤバいかもしれないと思っているときに、師匠に出会ったのです。
師匠はこんなことをサラッと言うのです。
「オレ1日1食だよ~、しかも玄米をたっぷり食べているんだ~!」
たしかに年齢のわりにスラっとしたスリムな体型だし、玄米というのが体にいいのね、しかも1日1食でもいいのね、よしパクってやってみよ~と思って実践したのです。
妻に昼のお弁当と夕食を作ってもらうことをお願いして、しかもご飯には玄米をたっぷり入いれるようにお願いしたのです。
見直した食生活がこちら。
・朝なし
・昼はお手製のお弁当
・夜は手料理
妻に協力して変えていったのです。
そしたら、運動はあまりしていなくても、みるみるうちに体重は落ちていって、だいたい1年くらいで体重が8キロ落ちていったのです。
・風邪をひきにくくなった
・1年で体重が8キロ落ちた
・気持ちの波が減った
しかも体はどんどん健康になっていって、健康になっていった実感とともにパニック障害の症状はどんどん良くなっていったのです。(玄米の効果について以前ブログに書いています)
ですので、私の場合は、朝食は抜いて、外食はできるだけ控えて、玄米は食べるという食生活に変えていったところ、パニック障害の症状が改善していったのです。
3.人間関係を見直しなさい!

あなたはどんな人たちはいつも一緒にいますか?
その人たちと話していたいと思いますか?その人たちと一緒にいたいと思いますか?
人間関係というのはなにも仕事上の人脈をもっと作れ~!ということではありません。
私の場合は、パニック障害を治そうともがいていたときに、生まれて初めてセミナーというものに参加してみたことがありました。
セミナーに参加している人たちってみんな職業も住む場所も年齢も違うのです。
共通点はそのセミナーのテーマなのです。
参加者は、英語だったり、お金についてだったりというようにテーマだけが共通しているのです。
セミナーに参加して驚いたのが、共通の趣味を持つ友人を見つけることができたのですよ!
・家が近い
・同じ学校に通っている
・同じ部署
でも、セミナーに参加するようになって、住む場所も職業も年齢も異なる友人がどんどん増えていったんです。
普段はオンラインだけの繋がりなんですけど、とてもいい友人ばかりで一緒にいて話していて本当に楽しいのです。
大人になってからこんなにも友人ができるとは思っていなかったのです!
それもここ数年のあいだのことなんです。
共通の趣味をもった新しい友人がどんどんできていくに従って、私の人生はとても豊かになっていったし、癒しを感じるようになっていったのです。
しかも、そういう友人には自分がちょっと隠したいけど言いたいことを、言いやすかったりするのです。
パニック障害と直接関係ないかもしれませんけども、そういった友人に精神的に助けられていることは間違いありません。
4.時間の使い方を見直しなさい!

パニック障害になったということは「時間の使い方を見直しなさい」というサインです。
ここまで話してきているように、
・残業時間が短くした
・食生活を見直した
・友人関係が広がった
自動的に時間の使い方は変わっていくのです。
時間の使い方を変えようとしなくても、他のことで時間の使い方が変わるので、勝手に変わっていくと言えるのです。
ここは解説は不要ですね。
5.感じ方を見直しなさい!

パニック障害になったということは「感じ方を見直しなさい」というサインです。
こんなときにどう感じますか?
・仕事で上司に報告しているときに自分のミスを指摘されたとき
・会議で自分が発言したことに誰からも賛同されなかったとき
・飲み会の席の場であなたがスベって白けた空気になったとき
ここで紹介した3つのようなことに出くわしたら、恥ずかしさ、自分はできない人間だ、もう二度とやりたくない!、なんて思うかもしれません。
少し厳し目に言わせていただくと、そういう風に思っている限り、パニック障害を治すことは難しいです。
あなたの中でどういうことが起こっているかというと解説します。
恥ずかしさを感じるのはあなたですし、自分はできない人間であると感じているのは他でもないあなたですし、もう二度とやりたくない!と思っているのもあなた、ということなのです。
つまり、すべてあなたの中で起こっていることなのです。
だからなんだ?何がいいの?と思ったかもしれません。
核心に迫っていきますよ、つまりですね。
「あなたが他者からの承認を得たいと思っている限り、パニック障害はよくならない」
ということなんです。
上司から褒められたいというのも、周りから自分の意見に賛同されたいのも、飲み会で笑いをもらいたいのも、みんなあなたが思っていることなんです。
それが得られなかったときに、あなたはなぜ、自分ができない人間であるとか恥ずかしさを感じる必要があるのでしょうか。
ここで挙げた3つ事例はどれも私が体験したことなのです。
上司に報告しているときにミスを指摘されたとき、上司が怒ってないか?とか周りに人に聞かれてないか?ということばかり気にしていました。
会議でも思い切って発言したことをスルーされたこともありました。
飲み会の場で思いっきり滑ってしまって周りにドン引きされたこともありました。
そう言った場面で落ち込むことは簡単です、誰でもできることです。
誰でもできることをやっているうちは、パニック障害を治すことは難しいのです。
そこで必要になってくるのはこういう態度なのです。
「だから、どうした!」
どんな失敗をしても、どんな非難されようとも、どんなに怒られようとも、心の中でこう言ってください。
「だから、どうした!」
この態度になろうと意識することがとても重要になってくるのです。
すぐにはできないかもしれませんけど、そういう態度になりたいと思っていれば必ずできるようになってきますから。
私は今では職場でかなり生意気なキャラクターになっています。当時では考えられません!
6.パニック障害を治したい方へのアドバイス
長々と書いてしまいましたが、これら5つのことを4年かけてやってきました。
さすがに4年もかかりましたので、いきなりすべてをやろうとしなくて大丈夫です。
どれか一つを集中してやってみることをおススメします。
いつもお伝えしているとおり、パニック障害を治すには必ず実践がともないます。
知識として蓄えているだけは、あなたのパニック障害の症状は1ミリも良くなりません!
やってみて、どんな反応があったか、その反応をつぶさに感じてみて、次にどうしたらいいのか?たくさんの試行錯誤の中で、あなたのパニック障害は改善していくのです。
ですから、まずはどこからでも構いませんので、やってみください!
あなたのパニック障害が少しでも良くなることを心から祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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