こんにちは。
鹿内智治(しかうちともはる)です。
先日息子とスカイツリーへ遊びに行ったときのことなんですけど、息子が不幸にもトラウマになるような出来事に直面した様子を見ていて「なるほど~!」とちょっと残酷ですけど客観的に分かったんです。
「人の振り見て我が振り直せ」という言葉どおりまずは読んでみてあなたがどうしてパニック障害になったか振り返るきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
1.息子の大好きなトーマスに会いに

東京スカイツリーの期間限定イベントとして「きかんしゃトーマス」にたくさん会えるという展示を見に行ったときのことなんです。
スカイツリーの34階にある食堂を利用すると「きかんしゃトーマス」が描かれた紙の帽子がもらえたんです。
その帽子を息子はたいそう気に行ってかぶりながらウキウキで帰りの電車に向かったわけなんですけど、地下鉄のホームで電車を待っていたときに事件は起きたんです。
2.地下鉄の強風

「まもなく、電車がまいりますー黄色い線の内側に下がってお待ちください」
とアナウンスが流れてきたらすぐに電車がホームに入ってきたんです。
そしたら、地下鉄だけあってホームにものすごい風が吹きつけてきたんです。
そのとき、かぶっていた「トーマスの紙の帽子」が風にビューーと吹き飛ばされてしまって、あろうことか線路に落ちてしまって、その上を電車がスピードを緩めながら止まったんです。
その光景を見たときに
「あらら~残念、最悪なくなっても仕方ないな~、駅員さんにわざわざ取ってもらうのは忍びないな~」
と思ったんですけど、息子の顔をパッと見てもう最悪な気持ちになりました。
息子はもう絶望的なシーンの見たかのように口があんぐり開いて、駅のホーム中にとどろくように・・・
「ギャーーー、トーマスーーー!!!」
て大音量で泣きはじめたんです。
「ダメーーー、ダメーーー!!」
と泣き叫び始めたんです。
ホームにいた人たちは「何が起きたんだ?」と全員こっちを見たほど。。
「ありゃりゃ~」って思いましたね。
息子をなだめるために「大丈夫、大丈夫だよ、駅員さんに取ってもらうから大丈夫だよ!」と何度言っても全く聞く耳がありません。
「ギャーーー、トーマスーーー!!!」
と泣き続けていました。
3.トーマスを救ったものの・・

そこから、止まって電車がまた出発してホームを去ってから、近くの駅員さんに相談して線路に落ちた紙の「トーマス」を無事に救出できたので、めでたし、めでたし。。といきたいところだったんですけど、実はここから息子のトラウマの始まりだったんです。
このあと息子はどうなったと思いますか?
この事件をきっかけに事あるごとにこんなことを言うようになったんです。
「飛ばされるからバックに入れて~、飛ばされるからバックに入れて~!!」
大切なものはバックに入れてなくてはまた飛ばされてしまうということが強く記憶されてしまったんですね。
外にいると絵本とかお菓子とか飛ばれそうにないものまでバックに入れるように強制してくるようになったんです。
「早く入れて~、早く入れて~!!」
「トーマスは紙でできた帽子だったから飛ばされたんだよ!絵本は大丈夫だよ」と説明したところで全く聞く耳がありません。
「いいから~、いいから~、早く入れておいて~!!」
4.まさにこれは!

気持ちはわかるな~と思いつつ、ハッと気づいたわけです。
「これってパニック障害になるメカニズムとそっくりじゃん!!」
人は辛く苦しい経験をすると予期せず学習が起こってしまって同じ失敗をしように強制的に対策をとるようになってしまうのです。
その経験が強烈なであればあるほど、意識では抗えないほど強力な学習となるわけなんです。
パニック障害の場合はそがたまたま「パニック発作」だっただけであって、うちの息子の場合でれば「トーマスが吹き飛ばされて電車に踏まれた」というイベントだったわけなんです。
学習という人間の本来もつ機能が、日常生活を不安定にしているわけなんです。
だとしたら、「また前の状態を学習すれば、この不便さは解決するんじゃないの?」と思いませんか?
まさにその通りで、新しくまた学習し直せばいいわけなんですよ。
じゃあどうやって学習し直すのか?
5.再度学習し直す方法

やり方は二つあって、1つは同じくらい強烈な出来事を体験する、2つ目は毎日コツコツと繰り返すのです。
そう言っておいてなんですが、パニック発作より強烈な出来事が意図せず出会うのってムリじゃないですか!
なので、最初からこっちの方法はおすすめしません。というかできないというのが本音です。
一つ目はあくまで前振りであって、ちゃんとお伝えしたいのは二つ目なんですね。
これは、毎日コツコツと同じ事を繰り返すという方法なんです。
これが実はトラウマやパニック障害の記憶を書き換えるのに最高に効く方法なんですよ!
みんなやらないから分からないだけであって、書き換えた人はみんな最高!て言ってますよ。
毎日淡々と継続すること。
これが心の傷を癒す最強の方法です。
6.読者の方と会ったときに・・

先日読者の方と会ったんですね。
そこで、その方は毎日パニックマスター呼吸法を継続するために、カレンダーに丸をつけて、管理しているとおっしゃっていました。
最初は辛かったって言ってました。
何が変わってるの?
何か良いことあるの?
そう思ったそうなんですけど、それで続けていったら、ある時に本当に楽になった瞬間があったそうなんですね。
しかも、パニック発作が楽になっただけでなく、去年だったら同じ時期に外に出歩けるような体調ではなかったのに、
今年はこんな風に元気に出歩けるようになったんですよーと嬉しそうに話してくれました。
そういう事です。
やった人だけ分かるのです。
その達成感が蓄積する事で、心の傷に打ち勝てるようになるのです!
そうやって自信は作っていくものなのであって、湧いてくるを待つのではないのです。
7.毎日何をやるべきなのか?

これは正直言ってなんでもいいのです。
あなたが決めたパニック障害に効くとされることを続けてみればきっと分かりますから。
「どうせ効かないでしょ?」と言ってる限りは、過去に継続して結果を出した経験がない人であって、そんな人が効果を語れるはずありませんから。
なぜ結果が出せなかったかといえば、そこまで続けられなかっただけなんですから。
答えはシンプルなんですね
自信は毎日の蓄積から作られていきます。
さあ、あなたは明日から何を始めますか?
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