パニック発作が出そうになったら息を止めるのです

こんにちは。鹿内です。

 

1.パニック発作が出そうになったら息を止めるのです

私は”パニック発作が出そうになったら息を止めべき“だと思っています。

これは何も私が勝手に言っているのではなく、パニック障害の専門家であるならば誰もでも知っている事実です。

なぜ、パニック発作が出そうになったら息を止めるのか?

それは”二酸化炭素を体外に出さないため“なんです。(今回は科学寄りでお伝えします)

 

パニック発作については諸説ありますけども、パニック発作はほぼ過呼吸であるという説があります。

詳しくはこちらの本で確認してください。

パニック障害と過呼吸

この本では、アメリカ精神医学会で提唱されている、DSM-4の診断基準にある13項目のうち、6項目が過呼吸症候群と同等なので、パニック発作はほぼ過呼吸であると主張されています。だから、過呼吸への対策はパニック発作への対策としても有用であると言わています。(ぜひご自身で確認してみてください)

今でこそパニック障害と言われるようになりましたけども、数年前までは、パニック障害の症状であっても、過呼吸症候群と診断されていた時期もあったそうで、言ってしまえば、それほどパニック障害と過呼吸症候群が明確に線引きできてない、というのが実態のようです。

なので、すべてのパニック障害の方が過呼吸症候群であるとは断言できません。

ただし、パニック障害と診断されている方の中には、過呼吸症候群の症状が最も強烈に表れているような方もいるので、過呼吸に対する対策が有効な方もいるということです。

そういう方には今回紹介する”息と止める”方法はとても有用だと思いますし、私もたまに過呼吸が出そうなときは息を止めて回避しています。

 

2.そもそも過呼吸はなぜ起こるのか?

過呼吸はなぜ起こるのか?メカニズムをお伝えしていきます。

過呼吸にはどんなイメージがありますか?

  • 息を吸っているのに苦しくなる
  • 紙袋を口に当てて息をすると楽になる
  • パニック状態

どれも当たってます。

過呼吸の原因は結局、”体内の二酸化炭素濃度の低下“だと言われています。

人が息をすうときに、酸素を吸って肺のなかで、二酸化炭素と酸素を交換し、息を吐くときに二酸化炭素を体外へ出し、酸素は体内に取り込まれて、血管を通って全身の細胞へ送られていきます。

これはガス交換と呼ばれてます。たぶん、中学の理科あたりで習ったことがあるのではないでしょうか。

で、このガス交換がうまく働かないときがあるんです。

それは”体内の二酸化炭素の濃度が一時的に減ったとき“なんです。

ガス交換は、外から取り入れた酸素と体内にある二酸化炭素を交換するのですが、体内の二酸化炭素が一時的に減ってしまうと、いくら酸素を吸ったところで、交換できる二酸化炭素が体内にないので、酸素と二酸化炭素が交換できなくなってしまうんです。

そうすると、体内に酸素が行き渡らなくなり、全身の細胞が酸素欠乏になってくるんです。

そうなると身体はどういう反応を示すかというと、「酸素が足りないならば、もっと息を吸え!」と脳から指令がでて息をさらに吸おうとします。

でも、息を吸っていくら酸素を取りこもうとしたところで、ガス交換できる二酸化炭素が体内にないので、結局、酸素が体内に取り込めないんです。なんなら、息を吐く時にさらに二酸化炭素が体外へ出てしまうので、呼吸をするたびに体内の二酸化炭素がさらに減っていき、酸素が体に取り込めないという完全な悪循環に陥ってしまうのです。

こうして、いくら息を吸っても、苦しいばかりの過呼吸ができあがるのです。

これが過呼吸が起きるメカニズムなんですね。

 

3.ではなぜ、体内の二酸化炭素の濃度が一時的に減るのか?

ただ、お気付きかもしれませんけども、「ではなぜ、体内の二酸化炭素の濃度が一時的に減るのか?」については、明確な理由が分かっていません。

「呼吸の仕方が浅いとなりやすい」と言われたり、「呼吸が深いとなりやすい」と言われていたりしてまちまちなので、まだよく分からないというのが、私が調べた限りの実態でした。

ただ、二酸化炭素が体内から減ることで、過呼吸になるメカニズムは分かっていただけたのではないかと思います。

こういったメカニズムがありますので、過呼吸の対策として、紙袋やビニール袋を口に当てて呼吸することは有効なわけです。

体内では二酸化炭素が減っていますから、息を吐いたときに出した二酸化炭素をもう一度吸いこむことで、体内の二酸化炭素が徐々に増えます。それに伴って、酸素とガス交換ができるようになって、酸素が全身の細胞へ行き渡るようになって、二酸化炭素の濃度も酸素の濃度も高まってくるから、だんだんと落ち着けるということなのです。

今回紹介する”息を止める“という方法も実は同じ特性を利用しています。

過呼吸になったら、二酸化炭素を体外へ出さないことが重要であり、少しでも体内の二酸化炭素の濃度を高めることが重要なのです。だから、息を止めることが重要なんです。

息を止めれば、二酸化炭素が減ることはありません。代わりに体は二酸化炭素の生成に集中できますから、息を止めることは体内の二酸化炭素の濃度を高めることにとても有効なわけです。

 

4.私も今でも過呼吸が出そうなときは息を止めます

私も今でも過呼吸が出そうなときは息を止めます。

たしかに息止めることは恐いことだと思います。

ただでさえ、心臓がバクバクして、身体全身を不安感がまとわりついていて、手がしびれてきたり、しているときに、息を止めることは恐いと思う気持ち分かります。

ただ、そこはあえて息を止めた方がいいのです。

それはなにも先ほど説明した過呼吸のメカニズムだからだけ、というのではないんです。

それは”自分の状況をしっかりと観察するため“にも息を止めた方がいいのです。

 

息を止めて注意深く観察する、というのは人間は無意識にやっていますよね?

例えば、夜る前に隣の部屋で物音がしたら、あなたはどんな反応をしますか?

何事か?と思って、息と止めて気配を消して、隣の部屋の音に集中しようとしますよね?

あの感覚なんです。

「このあとどんな音がなるのか?」「このあとどうなるのか?」「思い過ごしか?」を確認するために、気配を消したり、動きを止めたり、息を飲んだりしますでしょ?あの感覚なんですね。

 

パニック発作が出そうになったとき、あの息を飲む感じで、息を止めるのです。

この後、どういう症状が出てくるのか?どういう反応があるのか?に注目するために息を止めるのです。

息を止めると、注意深く観察ができるようになり、自分の状況を一歩引いて見れるようになるので、そういった点でも息を止めることをおススメしているんです。

私はいつもそういう感覚で息をパッととめて、自分を観察しています。

 

息を止める時間は長ければ長いほどいいのです。

それは”息を止めた分だけ体内の二酸化炭素濃度が高められるから“です。

だから「パニックマスター呼吸法」が効果を発揮するのです。パニックマスター呼吸法は最初は、7秒のセットなんですけども、これはどんどん伸ばしていくのがいいのです。

私は最終的には60秒まで伸ばすことができました。単純に考えてですよ、7秒息を止める人と、60秒息を止められる人とでは、体内の二酸化炭素の濃度は高いですか?60秒止められる人ですよね?

そういうことなのです。

たしかに、発作かも?と思ったときに60秒も息を止めることは私はできません。長くて10~20秒くらいだと思います。

ただ少しでも息を長く止めることで、二酸化炭素を体外に出さずに体内の二酸化炭素の濃度を高めるというのは、パニック発作を鎮めるのには有効なのです。

 

5.息を止めたあとはどうするのか?

最後に息を止めたあとはどうするのか?で今回は終わります。

「パニックマスター呼吸法の代表的なやり方」

・7秒間息を止める・・・①

・7秒かけて息を吸う・・・②

・7秒かけて息を吐く・・・③

・また7秒間息を止めら、②にいく

というのを落ち着くまで繰り返す。目安は3~5セットです。

ぜひやってみて感想を聞かせてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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