こんにちは。
鹿内智治(しかうちともはる)です。
今回は「パニック発作が起こることが問題なのではないんです」ということでお伝えします。
目次
パニック発作が起こることは問題なのではないんです
パニック発作が起こることが問題なのではないんです
では、なにが問題なのかと言えば、
それは、
「起こった出来事をどう受け入れたか」
が問題なんですね。
心理学の勉強をしているときに
結構心理学の勉強は好きでたまに本を読むのですが、先日読んでいたときに、雷に打たれたような衝撃を受けた一文がありました。それは、
「日常に起きたことは大して重要ではない。問題はどう解釈したかだ」
というものです。
・・・・・まさにその通りー!!とその場で叫んで跪くて感謝を言いたくなるほど激しく同意しました!
なぜこんなに感動したのか?を解説していきます。
起きたことをどう受け入れているのか?
たとえば、こんなことが起きたときにどう受け入れていますか?
受け入れるというのはちょっと分かりにくいかもしれませんね。感情はどう揺れ動きますか?
- 仕事でミスをした
- 試験で不合格になった
- 株価が下がった
- 妻とケンカした
- 子供に強く怒ってしまった
- パニック発作が起こった
- 広場恐怖のような症状が出た
- 予期不安がでてきた
ま、普通に考えたら凹みますよね。
あえて凹むようなことをあえて挙げてますしね。
こうして僕らは、自動的にネガティブなとらえ方をやりがちじゃないですか?
ネガティブな感情を立ち上げてしまいますよね?
仕事でミスをしたら・・・
- あ~やっぱり、僕は無能だ
- あ~やっぱり、僕は仕事ができない人間なんだ
- 僕なんていない方がマシだ
なーんて感じで、ミスした出来事を、自分の無能さの証明や、自分が仕事ができない人間であることの証明であると思いがちですよね。
でね、先にはっきり言うとこの思考がダメなんですって!
よーくここで考えるべきなのは・・・・
- 「本当に、自分は無能なんですか?」
- 「無能とは誰が決めたんですか?」
- 「無能とはどういう定義なんですか?」
という問いに答えてみてください。そうすれば、時間はかかれど自ずと分かると思うんです。
「あ、、、、オレがオレのこと、無能って決めてたわ」ってね。
つまり、出来事をどう受け入れるかを決めているのは自分なんですよ。
だから、どう受け入れるのかを勝手に決まったままにするのではなくて、ちゃんと自分で決め直すべきだということなんです!!
出来事をどう受け入れるか?の例
ここで、どう受け入れるかをさらに解説するために、2人の男の子に登場してもらいます。
A君は素直な子、B君は自分の考えに固執するタイプの子です。
たとえば、彼らが別々の学校で、部活に入ったとしましょう。
分かりやすくバスケ部に入ったことにします。
さあ、いきなり飛んで、バスケ部で引退のかかった試合にA君は出ています。
わずかの点数でA君チームは勝っていました。
でも、終了時間ギリギリでA君は相手選手にシュートを許してしまい、それが決定打となって試合に負けてしました。
A君は責任を感じて、試合後にそうとう落ち込んでいました。
そんなときに、チームメンバーがこう励ましてくれました。
「お前のせいじゃない。みんな責任だよ。」
「誰だって、あそこでシュートを止めるのは難しかったよ」
「みんな頑張ったよな!」
A君は笑顔になり、とても嬉しい気持ちになりました。
そして、A君にとってこの引退試合で負けたことが、
「チームメイトの優しさを知る」
機会になりましたっ!!
とても微笑ましいことですよね。
では、片やB君も全く同じ状況で試合に負けてしまい、自分の責任だと思って、とても落ち込んでいたとします。
そして、同じようにチームのメンバーに励ましてくれました。
・・・でも、B君はみんなの気遣いを受け入れずに、ずっとこう思い続けていました。
「僕はやっぱりセンスがない」「僕はやっぱり大事なところでミスをする」
そんな風に思っていると・・・
この引退試合が、「センスがない」「本場に弱い」ということを証明する材料になってしまうわけです。
この違い分かっていただけますかね?
受け取り方で同じ出来事であっても全く異なる
全く同じ状況で全く同じ出来事であって、受け方が異なると別のものとして残り続ける、ということなんです。
そういったものが蓄積するとどうなるかというと、考え方や性格や習慣に影響していくんです。
でね、最初の話に戻ると・・・・
仕事でミスしたことを、
- 自分の無能さを証明するものにするのか?
- はたまた、自分の弱点をすることができた機会と思うのか?
それぞれ受け入れ方が全く異なるのは分かりますよね!
パニック障害でも全く同じですよ!
さ、ここから超大切です。
で、、、まずは結論してパニック障害も同じだということです!
パニック発作は誰にでも起こることです。
起こることは全く不思議なことではありません。
極端な言い方をすれば、誰でも風邪をひくように、誰でもパニック発作を起こすことがあります。
じゃあ、実際にパニック発作が起こったら、起こったことをどう受け入れていますか?
- 「あ~、やっぱりパニック発作が起こった~、まだ治ってないんだ~、ヴぅぅぅ。」と思うのか?
- 「ま、誰にでも起こることだし~、たまにはあるよね!」と思うのか?
全く受け入れた方が違いますよね?
そういうことです。
「でも~、そう簡単にポジティブに受け入れられないよ~」
と思う気持ちもよ~く分かります。
だから~、
「対処法をマスターしようぜ!」っていつも言っているんです。
「呼吸法をマスターしようぜ!」っていつも言っているんですよ!
パニック発作の対処法が分かれば悩むことがなくなりますから。
だって、たとえば、スマホの使いすぎで目が悪くなったとします。
目が悪くなっても、パイロットでない限り、
「あ~目が悪くなっちゃったぁ~。きゃーーーーー!!」なんて悩まないじゃないですか!
なんで悩まないかと言えば、視力を矯正する対処法を知っているからでしょ!
- メガネをかける
- コンタクトレンズをつける
- レーシックを受ける
というように、対処法が分かっていると焦らないじゃないですか。
パニック発作も同じですって!
対処法が分かって効果も実感できていれば、焦ることありませんよ。
そうなれれば、落ち着いて受け入れ方を決めることができるじゃないですか!
受け入れ方も大切だし、対処法もめちゃめちゃ大事なんですよ!という話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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