こんにちは。
鹿内智治(しかうちともはる)です。
なにかが始まるときは、なにか必ず前兆があるものです。
天気が下り坂の場合、冷たい風が吹き始めたり、パソコンが壊れそうになると、変な音を出し始めたり。
私の場合、人生で初めてパニック発作がおきる前、いくつか体に前兆があったんです。
そのときに前兆に目を向けていればこんなことにならなかったのに・・・。
悔やんでも悔みきれません。
後悔しても遅いことってよくあります。
あなたには、私のようにパニック発作の前兆を見過ごして、後悔してほしくありません。
ですから、今回は「パニック発作の前兆」を3つほどお伝えしていきます。
ただし、前兆というは個人差があります。この記事はあくまで何かのヒントなればと思って書いていますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
前兆1つ目:金縛り

パニック発作の前兆1つ目は「金縛り」でした。
「金縛り」の経験がある人には分かると思います。
金縛り中は、動かせるのはほぼ目だけで身体は全く動かせません。
そして、金縛り中はなんだかとても怖いのです。
寝床のまわりの誰かいないか?なんて思ったりすることもあります。
でも、動けないから確認できない、そして、また恐くなるという感じ。
金縛りにも前兆があって、眠りが浅い時に、
「あ~、なんかもうすぐ来そう、来そう、来た~」
というように金縛りが来るのがたいがい分かるんです。
でも、分かったところで、私の場合は金縛りを甘んじて受け入れるしかありませんでした。。
誰かに助けを求めたくなりますけども、口も体も動かせない。
ただ、じっと我慢するしかありません。
でも、数分じっと我慢していれば解かれます。
解かれてしまえば、またすぐに眠ることができます。
金縛りが起きる原因
調べたところ、金縛りが起きる原因は、浅い眠りになりやすい生活や体調だそうです。
主な原因は以下の5つでした。詳しくはこちらを参考にしてみてください。
- 睡眠不足・生活リズムの乱れ
- 環境の変化や時差ボケ
- ストレスがある、精神的に不安定
- 睡眠の姿勢
- ナルコレプシーの症状
私の場合は、「ストレスと精神的に不安定」というのが特に該当していたと思うんです。
というのも、パニック発作が起きる直前。
仕事のプレッシャーは本当にきつかった。
そして、仕事をどうにか終わらせるために、毎日のように終電で帰っていた、というのがありました。
チームリーダーを張っていたので、まあ毎日進捗に追われていました。
あのころは、本当に辛かった。。
ただ、サラリーマンでパニック障害になる原因の大半は、仕事でのプレッシャーだと言われています。
私の場合も、まさにその大半だったのでしょう。
前兆2つ目:寝言が大きくなっていったこと

パニック発作の前兆の2つ目は「寝言が大きくなっていったこと」でした。
私はたいがい夢を覚えていません。
でも、どうやら妻が言うには、「何かおしゃべりをしている」ということだったんです。
「昨日、本当にしゃべっているようだった」
そう言われるようになっていました。
どうやら、仕事の話しをしているようで、こんなことを言っていたそうです。
「申し訳ありませんでした。」
「早く対応するようにいたします」
「遅くなってすいませんでした。」
確実に仕事の夢を見てるやん!
でも、自分では全く覚えてないんです。
ときどきうなされることもありました。
命を狙われる夢を見ていたとき、夢の中で殺されそうになって
「やめろ~~~!!」
と犯人に叫んだときに、ちょうど起きたのです。
ここはどこだ?と寝ぼけまなこでいたら、妻から一言。
「うなされてたわよ。。」
ということが何回かありました。
当時はそれでも全く気にしていませんでした。
寝言の原因
これも調べたところ、原因として考えられるものが10個も挙がってきました。
- 脳や神経、精神の病気
- ナルコレプシー
- 高熱に伴うもの
- 睡眠時無呼吸症候群
- 夜驚症
- レム睡眠行動障害
- ストレス、疲労、PTSD(心的外傷後ストレス障害)
- 妊娠
- 鼻づまり
- 薬の副作用
正直言って、10個は多すぎだろ。。
んー、今回も「ストレス、疲労」が特に考えられる原因だったと思います。
というものも、先ほどお伝えしたとおり、仕事のプレッシャーがすごかったから。
あのころは、仕事が終わらせることに強迫的に思っていました。
「周りの人に仕事ができない思われたら・・死、あるのに」
くらい自分のことを追い込んでました。
だから、毎日辛かったんです。
なぜ、追い込んでしまったかと言えば、
そうとう自信がなくて、そうそう自尊心の低かったからです。
でも、この数年間で、意図的に、自信をつけることも、自尊心を高めることもできました。
自信を持つことも、自尊心を高めることもスキルである(誰でもできる)ことが分かりました。
睡眠の関して詳しいことは、こちらを参照してください。
前兆3つ目:腹痛

前兆の3つ目は「原因不明の腹痛」でした。
人生初のパニック発作が起きる前。
朝普通に通勤電車に乗っていたときのこと。
本当にいきなりでした。
突然お腹が痛くなり出したんです!
「うぅ~なんだこれは・・・」
どんどん酷くなる痛み。
前日は生ものは食べてないし、お腹に悪そうなものは食べてないのに。。
ひとまず、途中下車してベンチで休むことにしました。
それでも、なかなか痛みがおさまりません。
「体調不良なので、午前は休みをもらいます」
会社に連絡をして、いったん家に戻りました。
家で少しゆっくりしていると、たんだんと調子が良くなりました。
そして、午後から出社する、ということが何度かありました。
今思い返すと、この症状は
「不登校ぎみの子が学校に近づくとお腹が痛くなる」
というのと同じだったのではと思うのです。
顕在意識では、「会社に行かなねば!」と思っていた。
でも、無意識では「会社のストレスが臨海点だぞ」というメッセージを発していた。
今ならそう思うんです。
腹痛の原因
原因不明という時点で、ストレスから来るものだったのでしょう。
不登校の子の場合と同じで、どこも悪いところはないのに腹痛があるというのは、何がしかのストレスがかかっていると考えられます。
そういった原因として2つ考えられます。
- 他人とうまく付き合えない
- 現実の自分と上手くむき合えない
んー、当時の私はまさにこの2つに該当していました。
仕事が忙しいのに、周りの人に手伝ってほしいということを言えなかった。
仕事が上手く進まず、遅れ気味である現実をどうにかして変えようと終電まで粘って仕事をしまくった。
私のプライドと現実を受け入れないスタンスが、無理な働き方につながっていったのでした。
今思えば「バカみたい」と思えるけども、当時は全く気づいていませんでした。
最後に
あとで振り返ったときに、
「なんであんなことをちゃったんだろう」
ということ、ありますよね。
私の場合、とにかく無理をして働いていたことについて、今なら、
「なんであんなに必死こいてたの?」
とよく思うんです。
でも、当事者のときって、視野を広く持てないし、目の前のことで必死になってしまう。
だから、周りのことが見えなくなってしまうと思うんです。
でも、そこを変えるべきだと思うんです。
それはあなたにしか見えないし、感じられないことです。
見過ごさないという意識を持つべきなのです。
今回は、「パニック発作の前兆」について3つほどお伝えしましたが、お伝えしたかったのは、

最後まで読んでいただきありがとうございます。
前兆を見過ごさないように自分管理するということでした