こんにちは。鹿内です。
「呼吸法でもなんでもいいんですけど、本気で信じてやっていますか?」
私は、パニック障害を良くするために、いや、結果的によくなるために、呼吸法に本気で取り組んでたときがあります。
パニック障害に苦しんでいたので、もう、かなり狂信的に、信じこんで、取り組みでましたよ。
「呼吸法しか、オレにはない!」
「病院もクリニックも自分には合わないから、呼吸法でどうにかする!」
もう当時は呼吸法しかなかったんですよ。
隣駅のメンタルクリニックに少し通っていたしたけども、薬以外の治療法はやらないと言われてしまって。
なら、こんな通っていても仕方ない。
そう思って、通院を止めたんです。
あらら、何も頼れることがない!と思って、焦って探し回って、たまたま見つけたのが、呼吸法だったんです。
もう呼吸法にすがするしかありませんでした。
だって、他に効果がある方法は知らなかったから。
とにかく、選択がなかったんです。呼吸法しか!
藁にも縋る思いというのは、まさにそのときのことでした。
もうこれしかない。後がない!そんな気持ちでした。
まるで、志望校に落ち続けて、受験校がひとつしか残っていない受験生のような状態だったんです。
だから、呼吸法は本気で取り組んだんですよ。
呼吸法のルールは分かりやすくて、「毎日半年間、15分間やり続ける」というものでした。
やり始めると、脱落する人の気持ちが分かりました。15分もってやっていると、意外と苦しんです。
でも、それも繰り返していれば、だんだんとなくなっていって、15分間やり終わったあとに、「ぷはー!」と思いっきり息ができる開放感の気持ちよさにはまっていったんです。
ダイエット中に食べる食事がめちゃくちゃおいしいように、呼吸を少しの間セーブさせられてから吸う息が気持ちよかったんです。
次の難関は毎日やることだったんです。
毎朝家族よりも30分くらい早く起きて、リビングでやっていたのですが、たまに寝坊したり、朝早くから出かける用事があるときには、朝できないときがでてきてしまったりするんです。
そういうときは、夜、風呂に入ってゆっくりして、子どもが寝静まってから、妻には「ごめん、呼吸法するので・・・」と言って、遠慮がちにリビングでひとりになってから、やっていました。
だから、家族には、呼吸法をしていることは伝えていて、やっていました。
ときには、子どもが早く起きてしまって、呼吸法をしているときに、リビングに入ってくることもありました。
そのときは、口は呼吸法で忙しいので、「寝室に戻って!!」と手で必死に伝えて、そうしてもらったことが何度かありました。
とにかく、半年間、毎日、15分やるぞ!と狂信的にやっていたんですね。
半年間、できたとき。
嬉しかったですね。自分にも目標を決めて、ちゃんとそれを達成する力があるんだと自信が湧いてきたんですね。
そのあと、呼吸法が私にとって、精神安定剤のような役割をしてくれるようになっていきます。
このあたりは、何度か紹介していますね。
あるとき、必ず途中下車してしまっていた電車で、呼吸法をやってみたんです。
そうしたら、いつも息苦しさと怖さで、途中下車してしまっていたのに、呼吸法を始めた途端、息苦しさと怖さが和らいでいって、電車から降りなくて済むようになっていくんです。
「あれ?呼吸法、最高じゃね?」と思うようになっていくんです。
電車だけではありません。エレベーターに乗っているとき、車に乗っているとき、新幹線に乗っているとき、会議室にいるとき、仕事をしているとき、歯の治療をしているとき、美容室にいるとき。
今まで、息苦しさや怖さを感じていた場所で場面で、呼吸法を始めると、するすると楽になっていって、息苦しさと怖さがなくなっていったんです。
それは100発100中、いつも成功してたんです。
そのため、どんどん呼吸法の効果を信用して行くようになるんです。
それにともなって、さらに効果が高まっていくという、プラスのスパイラルに乗って行くようになるんです。
まさに、私にとって呼吸法は、頓服薬のようであり、精神安定剤のような効果があるんですね。
今までは、もう呼吸法さえあれば、どんな場所でもへっちゃらだと思えるようになっているんです。
だから、最近では家族で海外旅行も行き始めているんですね。
私の人生を変えた呼吸法はこちらです。
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なぜこんなことが呼吸法で、できるようになったのか?
それは、狂信的に半年間続けたからだと思うんです。
別に呼吸法でなくもいいと思うんです。
あなたが効果があると思っている対処法を、狂信的にやれますか?ここが重要なポイントですよ。
何ごともそうですけど、たとえば、ダイエットであっても「これは効果がある」と思ってやるのと、「これは効果がないかも」と思ってやるのでは、結果が違ってきますよね。
それに「効果がない」と思っていたら、とても半年なんて続けられない。
だから、いかに狂信的にできるか?
これがパニック障害の回復ポイントのひとつだと思いますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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