こんにちは。
鹿内智治(しかうちともはる)です。
パニック障害に苦しむサラリーマンに克服のヒントをお届けすることを目的にブログを書いています。
今年の夏休みはグアムに行こうと思っています。
約4時間のフライトなんですが、すでに沖縄で約3時間半のフライトは経験してみて問題なかったので、もう少し伸ばしてみようと思っています。
海外は選んだのはズバリ、非日常体験。
海外に行くと必ず予期せぬことが起きたりして、焦ったり戸惑ったりすることがあると思います。
そういうのが嫌で海外を避ける人もいますが、私の場合は逆で、そういうハプニングって後で話しのいいネタになるんですよね。しかもそのネタはずっと使えますから。
そういうネタ作り?に行きたいなーと思って海外を選ぼうと思っているんです。
さて、今回は「パニック障害はなぜ気分が落ち込むのを避けられないのか?」についてお伝えします。
パニック障害になると気分が落ち込むことがよくありませんか?
なぜ気分が落ち込むことを避けることができないのでしょうか?
これはズバリ、、、「発作がコントロールできないものだと感じるから」だと思います。
パニック障害を発症する前のことを思い浮かべてみてください。
身体は自分が思った通りに動かすことができたし、電車や飛行機に乗って旅行などを楽しまれていた方もいるでしょう。
私も学生時代はニューヨークへ14時間かけて行ったことがありましたが、今はちょっと自信ない。。。
パニック障害になる前に、自分の身体がコントロールできないと感じる経験はほぼなかったんではないでしょうか。
「自分の意志で身体は動かすもの」ということを何十年と繰り返していると私たちは無意識に、
・身体が自分でコントロールできるものである
・身体は自分の意志で動くのが当然である
という認識を持つわけです。
普通の人たちはこれについて何も疑問を持つことはないでしょう。
でもね、パニック障害の人たちはそうはいかないじゃないですか。
例えば、
・人混みに行くと思うだけで足がすくんでしまう
・会議室にいると思うだけで「逃げられなかったらどうしよう」という想像をして足が動かなくなる
・電車に乗ると思うだけで気分が悪くなる
・電車に実際に乗っているとやっぱり気分が悪くなって下車する
というように、自分の意志ではどうすることもできない出来事に繰り返し遭遇してしまうわけです。
何度も何度も遭遇していると、だんだんとこう思うようになるわけです。
「私は自分の身体さえコントロールできない人間になってしまったんだ」
こう思うようになるのは、本当に辛いことだと思います。私も実際に経験しましたし。
言わゆる、「諦めモード」になってくるとでも言いましょうか。
私の場合、毎日の通勤電車でそれを毎回感じていたので、身体をコントロールしている意識がどんどん無くなっていきました。
それはつまり、「前提」が崩れようとしているわけです。
「自分の身体や反応を自分でコントロールするのは当たり前だ」
と思っている人は、そうではない現実に直面したときにどういう行動をするか言えば、
「こんな現実は耐えられない!すぐにコントロールできるようになる方法を探す」
そして、多くの人がしていることは、
「抗不安薬などの薬を飲む」
ということなんです。
別に薬を飲むことは悪いだと思いません。
薬はあくまでも治療のためにあるものですからね。
必要な分量を守って飲んでいれば良いと思います。私も少しの間、飲んでましたし。
ただ、ここで気を付けなければならないことがあります。
薬を飲んでいると、たしかにパニック障害の症状が和らいでくる感覚があります。
「いつもなら発作が起こるのに今日は起きない」という経験が多くなってきます。
そういうのを繰り返していると、こう思うようになりがちなんです。
「薬のおかけでパニック障害の症状がコントロールできている」
ただ、これは実は危険なんです。
というのも、頭の中で自然のこのロジックも成立してしまうようになるからなんです。
「パニック障害の症状がコントロールできないのは、薬を飲んでいないからだ」
薬を止めたいのに止められない人の頭の中というのは、こういったロジックが公式として出来上がってしまっているんですね。
このことを分かっているか、分かっていないかで減薬のときの身体の反応に大きな違いが出てくると言われています。
でね、話しを戻しまして。
つまり、パニック障害の人は、「前提」が崩れていくのを止めようとして、薬を飲むようになるということなんです。
今回は、「パニック障害はなぜ気分が落ち込むのを避けられないのか?」についてお伝えしましたが、それは、
「自分の「前提」が崩れるようなことが繰り返し起きてしまうから」
ということでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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