こんにちは。鹿内です。
パニック障害になるということは過去にショックな体験がありましたね?
- 息が吸えない
- 死ぬかもしれない
- 立っていられない
- 逃げたい
- 怖い
同じことがまたどこかで起きたら?
そう思うと不安は恐怖になって過去の体験をいつも思い出してしまう。
恐怖から逃げるのが癖になり、恐怖を感じる場面が多くなり、生活に支障が出るほどになる。
「思い出したくない」
そう思う気持ち、よく分かります。
私も電車に乗っているときに「出てくるな!」と心の中で叫んだことが何度もありました。
「不安、出てくるな!」
そう思っても、どうしても体が反応してしまう。
「また、発作が起きるのでは?」
そう思って、過去の体験を思い出し逃げることが癖になっていました。
では、パニック障害の人は何に苦しめられているのか?
それは「過去の体験」です。
辛かった、怖かった、死ぬかと思った過去に体験に私たちパニック障害の人は苦しめられているんです。
「過去の体験にまた起きるのでは?」
そう思うたびに、体が反応し硬直し逃げることしかできないのです。
それほど、「過去の体験」は私たちを強烈に拘束していると言えるのです。
「過去の体験」に苦しめられている人たちはどうしたらいいのか?
それは、とてもシンプルです。
「過去の体験」と上手に付き合う方法を学ぶのです。
たしかにパニック障害の体験は強烈です。
でも、パニック障害の人よりもしかすると、もっと多くのプレッシャーとストレスの中で生きている人がいます。
そんな過酷な環境のなかで生き抜いてきた経験のある人がいます。
それがプロスポーツ選手ではないかと思うんです。
自分の能力と実力だけでお金を稼ぎ生活を支えていく。
我々一般人には、そのプレッシャーは計り知れませんよね。
今回はそんなプロスポーツの選手の中でも「宮里藍さん」から学んでいくことにします。
パニック障害を治したいならできることに集中する
宮里藍さんは知ってますよね?
元プロゴルファー、現役のときは世界ランキング1位になったことのある日本で唯一のゴルファーです。
彼女のインタビューからは、たくましさと賢さとなどクレバーさなイメージがありますね。
そんな彼女が現役のときに大切にしていた、ある考え方があるとテレビ番組でインタビューに答えているのを見かけました。
その番組で彼女が言っていたこととは?
それは、
「自分がコントロールできるもに集中する」
ということでした。
自分がコントロールできるものを集中する
やはりゴルファーにとって「負けること」がもっとも辛いことだと言っていました。
ファンもいるし、スポンサーもいるし、期待してくれる人もいる。
そういった人たちの思いを考えると、「負けること」はとても悔しいことだと言っていました。
でも、「負けたこと」は過去のことなんだと。
過去に起きた事は自分ではコントロールできないと。
だから彼女は、負けたことや、負けた理由を考えるよりも「今何ができるのか」に集中していた、と語っていました。
これはパニック障害にも生かせる考え方です。
パニック障害でも自分ができることに集中する
繰り返しになりますが、パニック障害になったのなら、過去に強烈な過去にあったでしょう。
- 苦しかった
- 逃げたかった
- 辛かった
そんな光景を思い出してしまいますね。
でも過去はコントロールできません。
だから、過去に集中するべきできないのです。
集中するべきなのは、「自分がコントロールできること」なのです。
では、私たちパニック障害の人でもコントロールできるものは何か?
それは「呼吸」なんです。
強烈な過去の体験は私たちの思いと反して勝手に思い出されてしまいます。
どんなに嫌がっても、強制的に過去の体験を思い出してしまうのです。
だから、パニック障害の人は記憶だって、コントロールできるものではないということです。
もっと言えば、脳の機能だって、私たちの意思では、コントロールできないということです。
ならば、あと私たちに残されているものはなにか?
それは「呼吸」です。
呼吸の速さ、深さは私たちがコントロールできるものです。
だから、どんなに恐怖を感じても、不安やプレッシャーや緊張を感じても、呼吸だけはコントロールするのです。
呼吸だけはコントロールしている意識を持ち続けなければいけないのです。
呼吸を意識できないと、簡単にパニックになりますから。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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