こんにちは。鹿内です。
この記事では、パニック障害になったことを肯定する方法について紹介します。
パニック障害の期間が長くなってくると、パニック障害のことが憎くなったり、うんざりしたり、否定したくなることが増えてきますよね。
その悩みを解決するのが、今回ご紹介するパニック障害を肯定する方法なんです。
パニック障害を肯定する方法で、前向きに思えることが増えてきて、パニック障害の経験も悪くないと思えるようになりますよ。
私はパニック障害になって良かった
パニック障害を克服できたから言うわけではないのですが、私はパニック障害になって良かったと思っています。
それは普通の人では経験できないようなことを経験し、普通の人では一生気付かないようなことに気付くことができたからです。
パニック障害の渦中にいるときはたしかに辛い毎日でした。
私も自信をもって克服できたと言えるまでに4年かかりました。
ただその4年は、今思えば、普通の人は一生味わえないような人生に深みを与えた体験がありましたから。
パニック障害の経験によって、面白い人生になったと思っています。
そんな私が、パニック障害になったことで、ひとつ気づけたことを今回はお伝えします。
それは、「こころの状態で人生が変わる」ということです。
私のことを少し話すと、新入社員としてシステムエンジニアの会社に就職して、今でも同じ会社で勤めています。
システムエンジニアの仕事は、イメージ通り、割とハードな職種のひとつです。
残業に、納期に、プレッシャーに、時期によっては職場がギスギスするときもあります。
負担の大きい仕事です。
そんなところで働き続けながら、パニック障害の前後で仕事を辞めたり、休職したりせずに済んだのは、
「こころの状態を自ら変えられたから」でした。
パニック障害はこころの病気だと気付けた
こころの状態とは、出来事のとらえ方という意味です。
パニック障害になる前は、劣等感の塊のような人間でした。
仕事で、自分の欠点ばかりがきになって、人前で話しをするのも自信がなくて、めちゃくちゃ緊張してスベって。
同僚と比較しては、オレは本当にダメだ、本当に無能だ、といつも自分を責めていたんですね。
職場で起きる全てのことを、自分が無能と感じるように捉えていたんです。
仕事をしているときでも、いつも周りの人から見られているようなプレッシャーを感じていました。
自分よりもおしゃべりが上手い人を見ると嫉妬して、会議で自分よりも説得力の話ができる人がいると、できない自分を責めて、お客さんと仲の良い関係が築けている人を見ると、無能感を感じていたんです。
今思えば、自分を責め続けていたと分かるんですけども、当時は全く分かりませんでした。
自分のことをダメだ、ダメだと思っていると、本当に自分のことがダメだと思うような出来事が起こるようになりました。というか、出来事をなんてもそうこじつけるようになっていたんです。
仕事でミスを連発して上司から怒られたり、お客さんとの重要な会議で失敗をして同僚たちに迷惑をかけてしまったり、後から入ってきた後輩に抜かれていったり。
パニック障害になったときは人生のどん底にいた
もうオレはダメだ~と思っていたときに、パニック障害になりました。
人生とはなんて辛いものなんだと思いましたね、あのころは。
そのときは完全にどん底にいました。出勤も仕事も満足にできない体になってましたから。
これは本当にマズいことになった。どうしようか、悩みました。
そこで、何をきっかけにしたかは忘れましたが、あることを変えようと思いました。
「出来事の捉え方を変えよう」と思いました。
目に入ることをなんでもかんでも、自分の無能さを証明する材料にするのを止めようと思いました。
おしゃべりが上手い人を見るだけで、自分ができないと思うのを止めました。
普通にすごいと思うだけでいいじゃん!と自分にツッコミを入れ始めたんです。
同僚が自分よりもいいプレゼンや意見を言ったとき、自分がダメなんて思う代わりに、今度パクってやれ!と思うようにしていったんです。
目の前で起きる出来事の捉え方を変えていたんです。
そこから私の人生は大きく変わっていきましたね。
パニック障害の症状も自分でコントロールできるようになっていったし、仕事の面では、自分の長所を生かして、お客さんにも、チームのメンバーにも信頼してもらって、大きな仕事できるようになっていました。
今では良い思い出です。
だから、私はパニック障害の経験は良いものだったと思っているんです。
まとめ
出来事のとらえ方を変えるだけで、こんなにも気持ちが楽になり、人生の捉え方が良い方向に変わることを知って体験することができたからです。
パニック障害になったから、そういった転換点に、人生において、正しい方向に舵を切ることができるようになったんですね。
あのままの状態でいたら、確実にうつ病になっていました。
自分のことを責め続けて、止まることのない無能感のこころの声と一生付き合っていくことになったでしょう。
あの負のらせん階段から抜けられて良かった。
パニック障害になって、どん底を味わったから分かったことです。
あなたに私の経験が役に立つかは分かりませんが、人生でつまづくことって、だいたい同じなんじゃないんですかね。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
コメントを残す