パニック障害になったら予防のことは考えない!

普通考えたら、パニック発作や不安を予防するのは当たり前なのでは?と思われているかもしれません。予防のために薬を飲むの当然とも思われているかもしれません。「もう二度と、怖さを味わいたくない」と思って、予防されていることもあるでしょう。家で安静にしたり、外出を控えたり、人に会わないようにしたりして、予防されているかもしれません。でも、パニック障害になったら、パニック発作や不安が出るのを予防してはダメだと思います。

実はそれらはどれも、パニック発作や不安の予防になってないんです。なぜならば、そもそもパニック発作や不安は予防できないからです。そういったものを予防しようとすること自体、間違いだと思うんです。なぜ予防できないと言っているのか?では予防できない代わりに何をしたらいいのか?そのあたりのことをお伝えしていきます。

 

予防しても発作は起きる

予防することは本来いいことですね。たとえば、将来のことを考えて若いうちから、貯金するのは、良い予防です。自分が急に大きな病気をすることもあるかもしれないし、子どもが急に病気になるかもしれない。そういうときにお金があると安心できます。最悪1年は働かなくていいくらい蓄えがあると、精神的に落ち着けるでしょう。その1年間に体調を回復させて、また復帰できるように準備できると思えると、十分希望が持てるでしょう。

ほかにも、将来AIが進化してきたときに備えて、今から別の職業に転職できる準備をしたり、資格の勉強をしたりすることも良い予防です。また、健康を維持するために、いまから体を動かす習慣をつけることも、良い予防です。予防とは、安心を得るためにすることで、将来の不安を少しでも減らそうとする活動のことなんですね。

でも、パニック障害はそもそも予防ができません。パニック発作や不安がゼロになるような予防策は実はないんです。なぜなら、誰にでも起きるからです。

普通の人もパニック障害の人も発作は起きる

そもそもパニック発作や不安は、パニック障害の人だけに起きることではありません。普通の健康な人にも起きることがあります。知ってました?お医者さんは言わないかもしれませんが、パニック発作や不安をゼロにする方法は実はないんです。薬はあくまで症状を軽くしているだけであって、パニック発作や不安をゼロにするものではないんですね。

だから、いくら予防したところで(していると思っても)、パニック発作や不安は出るときは出るんです。いくら薬を飲んでも、家で安静にしてても、外出を控えても、本当は関係ないんです。軽減にはなっているかもしれませんが、パニック発作や不安はゼロにはならないんです。だから、パニック障害の場合、ゼロを目指す予防はしない方がいいんです。したところで、ゼロになりませんから。不可能なことを目指すのは現実的ではありません。予防したい気持ちは分かりますが、誰にでも起きるパニック発作や不安をゼロにする予防は、意味がないので止めた方がいいのです。

 

発作を事前に予測することはできない

パニック発作や不安はいつ起きるか分かりません。いつ起きるか分かれば、もっと効果的な予防ができるのにと思いますね。「いつ起きるか分かれば苦労しないよ」と思うかもしれません。いつ起きるか分からないので、本当は予防のしようがないんですね。

パニック発作や不安は、リラックスしていても起きると言われています。家でのんびりしているとき、食事中、お風呂に入っているとき、寝ているときなど、普通ならストレスのないリラックスした場所でも、起きることがあります。以前お会いした方も、食事中に発作が経験して、また起きるのではと恐くなり、落ち着いて食事ができなくなったと言っていました。パニック発作や不安は、いつ起きるか、どこで起きるか、全く予想がつかないので、予防のしようがないのが実状なんです。

発作が出た時の対処を学ぶべき

ではパニック障害の私たちは、どうしたらいいのでしょうか?それは、予防ではなく、対処できるようになることなんです。結局、いつやってくるか分からないものに対しては、予防は効きません。予防よりも、起きたときに対処できるようになるべきです。

たとえるならば、それはボクシングの試合に似ています。試合では、相手からどういうパンチが飛び出してくるかは予想できません。ストレート、フック、アッパー、カウンター。相手がどのパンチが打ってくるか分からないので、予防のしようがありません。無理やり防ごうとしても、相手のパンチをもらうだけ。

そういうときに大切なのが、相手のパンチに対処することです。ストレートが来たら、両腕でブロックする。フックが来たら、左によける。アッパーが来たら、後ろによける。と言ったように、相手に合わせて対処できることが試合の勝敗を分けるんです。予測がつかないことに対しては対処が望ましい方法なんですね。

 

まとめ

予防は悪いことではありません。将来起こりうる不測の事態を避けるのに有効なことがあります。でも、パニック発作や不安には、有効ではないのです。それは、誰にでも起こることがあり、いつ起きるか分からず、どんな場所でも起こりうるからです。そういうものには、予防は意味がありません。そういうときこそ、対処法を身につけるべきなんです。

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