こんにちは。鹿内です。
パニック障害を抜け出すには相当な気合いが必要でした、という話しをしていきます。
なぜ相当な気合いが必要だったのか?
それは、
「パニック障害になると自尊心が極端に落ちてしまうからです」
なぜ自尊心が落ちると、パニック障害から抜け出すのがキツイのか?
そもそも自尊心とは何?
今回は、このあたりを解説していきます。
解説を読み終える前に分からないことがあれば、聞いてください。
1.パニック障害を抜け出すには相当な気合いが必要でした
理由は、パニック障害になると自尊心が極端に落ちてしまうからなんです。
そもそも自尊心とはなんでしょうか?
いろんな人がいろんな表現をされています。
読んで字のごとく、自らを尊ぶ心と言う人もいます。
それだけだと、なんかよく分からないと思うかもしれませんので、もう少し具体的に。
私の場合、自尊心が完全に枯渇してみて、自分で補充できるようになって始めて、「あ、これが自尊心だ!」と分かりました。
私が思う自尊心は・・・
たとえば、こういうことを信じられる、普通に思えることが、自尊心がある状態と思っています。
- 僕はここにいていい(エヴァ世代)
- 僕は生きているだけいい
- 僕は幸せだ
- 僕は大切な存在だ
- 僕の人生は楽しい
あたなは、これらのことを普通に思えますか?
ひとつも思えてないなら、私の定義では、自尊心が低い状態ですし、ひとつでも思えているなら、自尊心が高いと言えます。
私は、今ではどれも普通に思えていますし、もっと高めたいと思っています。
ただ、ときには思えないときもありますが、そういうときは、自分で自尊心を高めます。
パニック障害になると、この自尊心がまるで無くなってしまうのです。
それはなぜか?
あなたも体験されたことがあると思いますが、その理由は、
「体の機能が普通以下になるから」です。
- 電車に乗ってられない
- 会議では落ち着いて座ってられない
- プレゼンでは緊張なのか発作なのか分からない
- 旅行に行ける自信が全くない
- 外に出るのが怖い
こんな状態がずっと続けば、「オレはおかしくなった」と思います。
しかもおかしい状態が、どうしようも避けられないと悟ったとき、どう思いますか?
「オレはダメだ」
そう思ったはずです。私は思いました。
そうなるともう、頭の中でこの声がずっと聞こえ始めると思うのです。
「オレはダメだ~」「オレの人生はダメだ~」
鳴り止まないアラームのように頭の中で鳴り続けるのです。
これは本当に最悪でした。
当時はもう、そんな声が鳴り止まないのが当然だと思って、止めることなんて考えられませんでした。
パニック障害の症状がひどいときに、前向きになるのはかなり難しいことだと思います。
いまでこそ陽気で歯に衣着せぬ物言いで、人気を集めている長嶋一茂さんだって、ひどいときはうつ病で「死にたい!」と一日に何度も思っていたと本に書いていましたから。
(彼の本はぜひ読んでおくといいでしょう。克服法はかなり体育会系ですけどね。)
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このようにパニック障害になると、「オレはダメ~」という声が頭の中で鳴り止まず、「死にたい」と思うこともあるわけですから、自尊死なんて無くなってしまうわけなんです。
体験したから分かります。
「オレは大切な存在だ!」なんて思えるわけないんです。
で、実はここまでは前ふりなんです!
2.ここからが本題です
すいません、だいぶ引っ張りましたけども、ここからが、私が今回いいたいこと。
自尊心がなくなると、日常生活にあることが起きるようになるんです。
きっと解説したら、「あ、そうそう!」と思ってもらえるはず。
タイトルに「相当な気合い」と書いたのは、ここを言いたかったからなんです。
パニック障害になって職場で、私にあることが起きているのに気付きました。
それは、「どんなこともネガティブに変換している」ことだったんです。
たとえば、上司が同僚の誰かを褒めていたとします。
そんな褒める様子が見えたり、褒める声が聞こえてきりしたとします。
そうしたら、私の頭のなかで、こんな変化がされたんです。
「私は褒められない。ということは、私はダメだということだ」
「私は上司に褒められたことがない。ということは、私は上司から嫌われているということだ」
「私は同僚よりも頑張っているのに、何も言われない。ということは私は目立たないからダメだ」
これ分かります?
ただ、上司が同僚を褒めただけなんです。
そんな光景を見たり聞いたりしただけなのに、「私がダメ」「私は嫌われている」に変換していたんです。
普通に数年前にやっていました。
今ならはっきりと分かります!
「同僚が褒められることと、あなたがダメだってことは関係ないやろ!!」(関西弁)
なのに、私がダメ!という情報に変換しちゃっているのはどういうこと?
ということです。
あなたもそんなことしてませんか?
次もそうです。
「同僚が褒められたからって、あなたが上司に嫌われているって、どうして分かるのさ!!」
次もそう。
「目立たないからダメなんて、誰が言ったのさ?」
私の場合、なんでもかんでも、ネガティブな情報に書き換えていたんです!
自尊心が低くなっていると、何気ないことでも、自分はダメだ、自分は能力がない、ということに変換しちゃうんです。
そして、さらに状態を自分で悪くしてしまうということなんです!!
だから、パニック障害を抜け出すには、相当の気合いが必要だよ、とお伝えしているんです。
このネガティブ変換を止めるのが大変なんですよ。
じゃあ、どうしたらいいのか?
それでも、パニック障害を改善させたい!と思うのが普通ですよね。
最も良いのは、パニック障害を改善させて、自尊心も回復させることでしょう。
それにはどうしたらいいのか?
これから順次お伝えするので、まずはメールマガジンに登録してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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