こんにちは。鹿内です。
「電車だけパニックが怖!」「電車だけ苦手だ!」というパニック障害の方は結構多いんじゃありませんか?
こういう方はやり方によっては克服できる可能性は結構高いと思うんですね。
というのも、普通のパニック障害の人だと、予期不安と広場恐怖で、行けなかったり苦手な場所がもっと広範囲になっていくものじゃないですか。
それが電車だけならば、チャンスですよ!
早めに手を打って、これ以上、パニック障害がひどくなるのを防げれば、早く普通の生活に戻れます。
今回は、4年かけてパニック障害を克服した私が実際に電車恐怖を解消した方法を紹介します。
目次
1.顔の火照りを冷ます
パニックの症状が出ると顔が熱くなってきませんか?
それが繰り返されると、顔が熱くなるだけで、不安になったりしませんか?
この顔の火照り、私にはよくあったんですよ。
これはパニックの典型的な症状のひとつで、こういった症状への対処法は、当たり前なんですけど、顔の温度を下げることなんですね。
1-1.扇子で仰ぐ
扇子はいつも持ち歩いてました。
電車の中は夏場はエアコンが効いています。
でもたまに送風だったり、弱冷房車に乗ると、暑く感じることがありました。
パニック障害の人は不安でもないのに、部屋が暑いせいで顔の火照りや発汗を感じると「パニックかも?」と不安になることがあります。
なので、パニック障害の人は「暑いな」と思ったら、体温を下げると落ち着いてくることがあります。
私は電車に乗っていて暑いと思ったらすかさず扇子で顔に向けてあおいで、顔の火照りをよく冷ましていました。
あるとき朝の通勤電車の路線で人身事故があり、電車の閉じ込められたことがありました。
そのとき「やばい!パニックになる!」と思い、車内でひとり扇子で顔をずっとあおいでいました。
20分くらいで次の駅に着いてなんとか難を逃れたとき、「扇子であおげばパニックが抑えられる」と自信がついたことをよく覚えています。
1-2.電車の窓を開ける
電車に乗っているとき、無性に窓を開けて外の空気にあたりたくなることはありませんか?
私は電車のなかで不安になると時々あったので、窓を開けることがありました。
窓を開けると少し落ち着けるのですが、周りの人は「え?窓開けるの?」という目で見てきます。
車内の人から変な目で見られるのはしんどいですよね。
私も変な目で見られるのが怖くて、窓を開けたいのをよく我慢していました。
でもあるとき、どうしても苦しくて我慢できず「開けてしまえ~」と窓を開けたところ、外から入ってくる風のおかげで気持ちが落ち着くことがありました。
周りから変な目で見られたかって?
当然、「え?」という目で周りの人に見られましたよ。ああいうとき女性の視線がキツイんですよ。
でも、それ以降、人の目は気にしないようにしました。
「どうせ二度会わない人たち!」と思ってスルーするようにしました。。
「変な人に思われても良い!」と思って、我慢しないで思い切って「えい!」と窓を開けるようにしました。
パニック障害に真剣に向き合うならば、他の人の視線を気にしてちゃダメですね。
窓を開けて落ち着く度に、「私は窓を開ければ落ち着ける」という自信を強めることができました。
窓は電車を降りる前にを閉めればいいんですって。
1-3.濡れタオルで顔を拭く
昔小さいころの遠足のときに、手がふけるようにプラスチックケースに入った濡れタオルをもって行ったことありませんか?
うちにはあったんですけど、それの応用で、濡れタオルをケースに入れて持ち歩いていました。
もし電車に乗ってるときに、顔の火照りを感じて不安になったら、サッと出してパッと顔を拭くんです。
すると、一気に顔の火照りが解消されて不安も楽になったことがありました。
このときも、他の乗客から「え?」って顔をされました。
でもさっきと同じで、「もう二度と会わないし~」と思って気にしませんでした。
気にしすぎて、不安に対処できない方がもったいないですからね。
以上が、私がやっていた顔の火照りや体温を下げる方法でした。
次におススメするのは、電車のなかでパニックになりそうなときに、パニックから意識をずらすして不安を回避する方法です。
2.パニック以外のことの考えるようにする方法
電車のなかでパニックになるのは結局のところ、不安なことを考えすぎて最悪のことばかり考えてしまう結果、本当にパニックになっているんです。
電車に乗ると不安になることは仕方ありません。過去に怖い体験をしているから。
でも、不安なことを考えないようにする工夫はできます。
そんな方法をお伝えします。
2-1.電車の中を歩く
電車が走ってるとき、車内を歩いてはダメと教わったかもしれません。今回はそれを忘れて下さい。
電車が走ってるときに、車内を歩いてはなぜダメか?
それは不安定なので、もし歩いていると転んで、他の乗客に迷惑がかかるかもしれないからですよね。
でも、しっかりとつり革につかまりながら歩けば、電車が走ってるときでも大丈夫です。もう僕らは立派な大人ですし。
実際に歩いてみれば分かりますが、結構気を使います。
「どのつり革をつかまろうか?」「足を伸ばしてる人、邪魔だな」「次はここに左足をおこう」
など考えることが結構あります。
で、そんなことを考えていると、パニックの不安など考えている場合ではなくなるのです。
ここがポイント!
パニックの不安以外のことを考えるように、自分で仕向けているのです。
「もうすぎ大きく揺れそうだからつり革につかまろう」「キャリーバック、邪魔!」「少し止まろう」など考えることがたくさんあります。
結構難しいので、いつのまにか集中してしまうんです。
そこが狙いです。私は実際に新幹線のなかで落ち着かなくなったときにやっていました。
ただ、くれぐれも周りの人に気を付けてやってください。
ここでも大切なのは、他の乗客の目は気にしないことです。
2-2.動画を見る
ブログで何度か紹介していますね。
見るともっと次が見たくなるドラマや映画をスマホで見るんです。
そうするといつのまにパニックの不安のことなんて忘れてしまいますよ。
こちらを参考にしてください。
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3.呼吸法
最後は呼吸法です。
パニック障害の人は呼吸法を訓練されることをおススメします。
先日も、メルマガの読者の方で、マイクロバスに乗っているときに不安になり、呼吸法をやり続けて難を逃れられたと報告をもらいました。
パニックの不安なんて呼吸でいくらでもコントロールできることを体験として知ってください。
こちらを参考にしてください。
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4.まとめ
電車だけ苦手な人に向けに書いてきましたけども、いかがでしたか?
電車だけ苦手なのであれば、まだパニック障害の初期なので、早めに手を打ちましょう。
これ以降、時間が経つごとに、私のようにバスも新幹線も飛行機もNGになっていきます。
脅すようですけど、時間との戦いだと思った方がいいです。
今回紹介した方法を使って、早めに電車恐怖を克服してください。
今ならまだ間に合いますから。
私のように何年もパニック障害に苦しむような人生を送らないでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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