パニック障害の恐怖体験を楽にしていく方法

こんにちは。鹿内です。

 

1.パニック障害の恐怖体験を楽にしていく方法

それは”イメージトレーニング“なんです。

どんなイメージトレーニングかというと、パニック発作がかなり酷かったときの記憶を、自分の視点ではなく、まるで映画やテレビ番組を見ている視聴者の視点になったつもりで思い出すトレーニングになんです。(長っ!)

これは実際のカウンセリングでもよく使う手法なので、ぜひやってみることをおススメします。

 

そもそも、なぜイメージトレーニングが、パニック障害の恐怖体験を楽にするのか?

それは”パニック障害の恐怖体験が記憶だから“です。

パニック障害になると、電車に乗ろうと思うだけで、冷や汗が出てきたり、ものすごく不安になったり、憂鬱になったり、恐怖を感じると思います。

それがパニック障害の症状だと言われていますけども、よく考えてみると、電車にまだ乗っていないにもかかわらず、恐怖が襲ってくるのって変ですよね?まだ乗ってもいない電車のことを想像するだけで、冷や汗が出てきたり、不安になるのって変ですよね?

まさにこれが”恐怖と危険の違い“なんです。

 

2.恐怖と危険の違い

パニック障害を真剣に治したいと思っているなら、恐怖と危険の違いをよく理解してください。

恐怖とは何でしょうか?これは”記憶でありイメージ“です。

まだ起きていないことに対してあれこれと想像を巡らせた結果、不安な未来が待っている、または不安な未来が確実にやってくると思って、恐さを感じている状態なんです。

 

一方で、危険とは何でしょうか?これは”行動“です。

これはたとえば、赤信号なのに横断歩道を渡ることは危険です。車に引かれるかもしれませんから。他にもたとえば、電車のホームで、白い線をはみ出したところを歩くのもそうですし、車の運転を反対車線に乗り込んで逆走することも危険に分類できます。

恐怖と危険の違いは分かりますか?

つまり、「恐怖は不安な未来を想像して湧き上がってくる感情」であり、「危険とは損害を被る可能性がある行動」と言えるわけです。

 

他にも、私の恥ずかしい話しを例にしてみます。

私は数年前に採血中に失神したことがあったんですが(たぶんその日は寝不足だったか・・・)、それ以降は、健康診断で採血するときは、横にならないとできなくなってしまいました。

今では採血されると思うだけで、身体がムズムズしてきたり、軽い痛みが出てきます。お恥ずかしながら(笑)

でも採血事体は危険ではありません。血を抜く量は献血の量の半分以下なので、危険はほぼないはずなのに、「採血」のことを少しでも思い出すだけで、身体にいや~な変化が出てきてしまうのって、まさにパニック障害と同じ反応なんですね。

これはまさに、恐怖に翻弄されているんです。たいして危険でもない採血に過去の苦い体験を思い出して、感情が振り回されて、恐怖を感じている証拠なんです。

危険と恐怖の違いがだんだん分かってきたのではないでしょうか。

 

3.恐怖に入りこんでしまう

恐怖を感じているときは、過去の恐い体験や辛い体験などを思い出して、もう一度味わってしまっている状態なんです。

当時の記憶のなかにいつのまにかタイムスリップして、一瞬で当時の恐さや辛さを思い出して、身体も同調するように、嫌な変化をしてしまっているんです。

 

では、どうしたら、こういった嫌な記憶を楽にできるのか?

それは”記憶を主観的から客観的にする“んです。

具体的には、記憶の映像をテレビや映画を見ているような視点でとらえ直すことなんです。

 

4.テレビで見ているように見てみる

恐怖は記憶でありイメージですから、あなたが意識すれば、いろいろと変化させることが可能です。

変化させられることのひとつに、まるで映画やテレビを見るような感覚で人ごとにようになって思い出す方法があります。

それは”客観的に記憶を見ている状態“なんです。

 

たとえば、私が初めてパニック発作を起こしたときの電車の記憶で説明します。まずは主観的な映像だと思って読んでください。

 私がパニック発作を起こしたときは、私鉄の電車の席に座っているときでした。

目の前の座席には数名の人が座っていて、空いている席が半分以上でした。午前11時くらいの時間帯で、外は晴れていて、目の前の窓から日差しが差し込んでいました。つり革につかまって立っているような人はほぼいなくて、ガラガラな車内でした。

私はスマホを手にとって眺めていたのですが、ふと気づくと、だんだん不安感が湧き上がってきて、座っていられないような気持ちになってきたのです。スマホはポケットにしまって、周りをきょろきょろと落ち着かない様子で見ていました。もちろん、電車は止まることなく動いています。扉もしまったままです。

どうしよう、どうしようと不安がさらに募ってきたとき、とりあえず人が少ないところに移動しよう思い、ドアの方へ少しふらつきながら歩いていきました。そこで、ドアの隙間から入っているほんの少しの冷たい空気を吸っていましたが、全くリラックスできません。ただただ扉の窓から見える景色を眺めることしかできませんでした。そのときも、心臓はかなり早くドクドクとなっていました。

数分して、やっと次の駅に電車が止まって、逃げるように降りました。

 

という映像を、今度は自宅のテレビで見ているような感覚で見ているんです。

先ほどは、視点が「私」でしたけれども、今度は、「視聴者」の視点になるんです。

視聴者として、パニック発作で慌てふためく人を遠くから見ているような感覚で見るんです。

たとえば、こういうことです。

 

カメラのアングルは「私」が座っている席の1つ隣から撮影した映像です。

ある日の私鉄の電車の車内に、「私」が乗っているのが見えます。

数分後、なぜか「私」がソワソワし始めました。スマホをポケットにしまい、あたりをキョロキョロし始めました。少し経つと、扉の方へ移動しました。移動して扉に顔を近づけています。相変わらず落ち浮かない様子です。数分後に扉が開いて、車内からいきよいよく飛び出していきました。

という感じです。「視聴者」の目線っぽくなりましたよね?

どうして、「視聴者」のように見ると何が良いかというと、「視聴者」のように見ると感情が立ちあがりにくいんです。改めてみると分かりますが、「視聴者」の目線だと「私」の感情は文章にほぼ現れてきません。

だから、さきほど恐怖とは感情だとお伝えしましたとおり、感情を抑えるのに良い方法は、「視聴者」の目線、つまり客観的な視点になることが良いわけなんです。

 

5.まとめ

このように、パニック障害になったということは、過去の恐怖体験の記憶に縛られていることがほとんどです。

危険ではなく、恐怖の記憶に縛られています。

だから、恐怖のイメージを書き変えていくトレーニングをおススメします。

自宅で5分でいいですから、やってみてください。これによりクライアントさんたちも随分と楽になっています。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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