- 「休職して苦しみから早く逃れたい!」
- 「休職して会社を長く休んでいいのか?」
- 「休職中、お金はどうするんだ?」
こういった悩みをお持ちかもしれません。
私は長年パニック障害を患っていましたが、休職するか迷ったことはありません。
なぜなら、当時貯金がなくお金や仕事のことが心配で休職なんてとても考えられなかったからです。
それほど精神的に追い詰められていました。
「仕事を続けながら、パニック障害を良くできないか?」
こんなことばっかり考えていました。
そんな私も数年かかりましたが、結果的に休職しなくても普通に働けるまでに回復しました。
今では当時あったお金や仕事の不安もかなり減ってパニック障害になる前よりも充実した仕事ができるようになりました。
なので私の意見は「パニック障害になっても仕事は休職するべきではない」です。
その理由は……。
これからお伝えします。
今回はかなり個人的なことを元にお伝えするので、あまり参考にならないかもしれません。
読んでいて精神的にきつく感じることがあるかもしれません。
そんなときは読み飛ばしてください。
休職したい人や、休職した人に私の意見を押し付けるつもりはありません。
あくまで個人的な意見として書いているだけなので興味がある方だけ読んでください。
目次
1.パニック障害になったら今の仕事を休職するべきかどうか?
パニック障害になったら今の仕事を休職するべきかどうか?
私の意見は「パニック障害になっても仕事は休職するべきではない」です。
なぜなら、休職よりも大切なことがあるからです。
1-1.そもそも休職とは?
休職という制度をあまり知らない人もいると思うので、簡単にお伝えします。
休職とは、ケガや病気のため会社から労働の義務を免除されて、一定期間仕事を休んで療養する制度です。
休職に関することは会社ごとの就業規則によって細かく決まっています。
詳しく知りたければ、まずは自分の会社の就業規則を読んでみてください。
雇用形態によっては、休職しても給与が支払われない場合もあったりします。
休職についてもっと知りたい方はこちらを読んでみてください。
>>休職期間はどう決まる?休職中の給与は?休職についてよくある10の疑問
休職は大切な制度ですよね。
精神的または肉体的に病気した人が、病気の療養に専念することはいいことだと思います。
中途半端に会社に通うよりも、しっかり療養に時間を取った方が治りが早くて復帰が早いこともあるでしょう。
仕事は体の健康が元になりますから、こういう制度を利用して早く復帰することが望ましい場合があります。
でも、私のパニック障害の経験から言うと、違うと思います。
というもの、休職にはメリットばかりではなく、デメリットも多いからです。
特にパニック障害のようなメンタルの病気で休職をとると、デメリットが結構大きいと思います。
デメリット1.数か月休めばパニック障害は良くなるの?
数か月休めばパニック障害が必ずよくなると思えるのか?
病院やクリニックに通って、薬を服用して、安静にしていれば、症状は落ち着くかもしれません。
ただ、それでも「また働き出したら……」と不安になることは避けられなように思います。
働いてみてないと分からない、そんな不安はぬぐえません。
結果、休職期間中ずっと不安が続くかもしれません。
デメリット2.休んでいる間に不安になる
私は休職して長期に会社を休んだことがないので想像なのですが、休んでていいのか?と思ってしまうような気がします。
同僚たちは働いているのに、自分だけ働かずに家にいて、のんびりしていていいのか?と考えて、ゆううつな気分になってしまうような気がします。
復職したときに自分の席はあるのか?なんて心配になるような気もします。
デメリット3.お金や将来が心配になる
休職中に給与が支払われればいいですが、会社や雇用形態によっては、給与が払われない場合に不安ですし、給与が払われても少しだったりすると貯金を切り崩す生活となると、それはそれで結構な精神的プレッシャーになると思います。
こういったことを考えると、休職して本当にいいのか?と疑問になります。
私はパニック障害になり休職せず会社に通い続けて4年でパニック障害を治してみて分かったことがあります。
それは「休職よりも大切なことがある」ことです。
休職を考える前に、これらを先にやるべきなのでは?と思っているんです。
それは何か?3つあります。
2.休職よりも大切なことがある
2-1.仕事を抑える
まず自分がパニック障害だと自覚したら、社会人としてするべきこは、仕事を抑えることです。
仕事を抑えることは、病院やクリニックに行かなくても、上司に相談しなくても、自発的にできます。
- いつも自分から仕事を取りにいっていたのなら、それをやめてみる。
- お願いされた仕事は全て受けていたのなら、適当な言い訳を言って断ってみる。
- 飲み会にフル参加だったのなら、適当な言い訳を言って断ってみる
自分のできるところから仕事を抑えることをおススメします。
それでも体調が優れない場合は、上司に相談して、仕事の量を抑えてもらうのが良いでしょう。
直属の上司に理解されないようならば、さらに上の上司か、会社で相談できる人や窓口を使うのが良いでしょう。
休職するか決める前にやれることがあると思うんです。
2-2.どこにストレスを感じるか探る
どこに日々ストレスを感じているかを探ることは大切なことだと思います。
私の場合は、仕事の会議で自分の意見が言えないことにコンプレックスであって、とてもストレスがありました。。
そんな些細なことで?と思われるかもしませんが、私には重大でした。
会議中に「上司の意に沿う発言か?」「この場での正解はなにか?」と考えていると、周りの意見を聞くことができず、自分の意見もまとめられず、発言する機会をいつも逃して、「俺は無能だ」と思っていました。
あるときそのストレスが解消されて、自分の意見を自然に言えるようになったとき、とても安堵したのを覚えています。
そのあと、さらに大きなストレスを抱えていることに気付いたのですが、それはまた別の機会にお伝えします。
あなたも、仕事やプライベートで、どこにストレスを感じているか?探ってみることをおススメします。
ストレスが見つかったらどうすれば解消できるのか?
それを考えて、実行してみると良いでしょう。
日々感じているストレスって休職したらかと言って全てなくなるわけではありません。
復帰してもまた同じストレスに悩まされてまた休職してしまう、なんてことも考えられます。
休職よりも身近なストレスの元を解消する方が何倍の重要だと思います。
休職を付け焼き刃にしないためにも、ストレッチの元を見つけて断つことをされることをおススメします。
2-3.家族を大切にする
なんで家族を大切にするになるわけ?と思われたかもしれません。
私も当時は全く分からなかったのですが、家族を大切にすると自然と幸せの度合いが上がってしまうんですよ。
私が家族と言うと、妻と息子がいます。
妻や息子を大切にしたり尊重したりすると、妻も息子も穏やかになります。
すると不思議なことに家に早く帰りたいと思うようになって、今以上に家が憩いの場になるんです。
これは本当に自分でも驚きの効果があって驚いています。
これら3つをやってみてもパニック障害が良くならないなら、休職を決めてもいいと思います。
休職よりもまずはできることをやることが先決だと思います。
3.まとめ
休職よりも大切なこととは?
それは、セルフケアです。
とにかく苦しみから逃れたい気持ちは分かります。
でも、休職したからといって全てが解決されるわけではありません。
休職したら、したなりの不安ができてきます。
休職から復帰してもまた同じことでストレスをかかえてパニック障害がひどくなることは十分に考えられます。
休職を考える前に、今の働き方や今のかかえているストレス、今の家族との関係を見直して、それでも改善の見込みがないなら休職することを選ばれる、そんなが流れがいいと私は思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメントを残す