こんにちは。
鹿内智治(しかうちともはる)です。
私はパニック障害を4年で治すことができました。
4年は長いと思っていましたが、相談をくれる人はたいがい4年以上悩んでいる方ばかりで驚きます。
パニック障害を治していく間は何をしていたのかな~と振り返ると、ずっと自分の内面を探求していた気がします。
探求とはどういうことか?
解説していきます。
突然起こったパニック発作
突然パニック発作が起こりました。
急行電車に乗っているときに最初の発作が起こりました。
あれは今でも忘れられません!!
電車の扉がしまると急に息苦しくなり、息が吸えない恐怖に襲われ、心臓がバクバクして、このまま死ぬと思いました。
次の駅で降りたらすぐに楽になりましたが、また電車で発作が起きると思うと、恐くて恐くてたまりませんでした。
そのあと、通勤電車はまともに乗れなくなり・・・。
ということがありましたが、いろんな方法を試しているうちに呼吸法を習得して、発作をコントロールできるようになりました。
発作をコントロールできるようになってから、自分の内面に興味を持つようになったんです。
なんでパニック障害になったんだろう?
症状が落ち着いてきたら、こんなことを考えるようになりました。
「なんでパニック障害になったんだろう?」
すぐに思い出したのは、「仕事のしすぎ」でした。
パニック障害になる直前は、たしかに働きすぎでした・・・。
- 直前の2、3ヶ月は毎日終電帰り
- たりないときは土日も出勤
という感じ。
上司から命令されたわけでもなく、自主的にやっていました。
プロジェクトのリーダーとして責任を強く感じていたからだったと思いますね。
・・・そうすると次の問いが思い浮かびます。
なんで上司の命令でもないのにあんなに仕事をしたの?
「なんで上司の命令でもないのにあんなに仕事をしたの?」
なんども考えていたら思い出しました。
「オレは評価されたかったんだ」
周りの人に認められたかった~ということでした。ほかにも、
- 同僚に負けたくない
- 同期よりも評価されたい
- 早く出世したい
- 上に登りつめたい
こんなことを思っていたと、しみじみと振り返ったんです。
病気になるということは・・・、ガツガツしたのは合ってないのかもしれない~と思ったんです。
変えていった方がいいのかもしれない、そう思うようになっていました。
・・・そうすると次の問いが浮かびます。
なんで周りの人に認められたい!と思っていたの?
「なんで周りの人に認められたい!と思っていたの?」
という問いが思い浮かびました。
・・・という感じですね。
パニック障害は、最初こそ症状の制御に時間がかかります。
症状を抑える方法が分かってくると、次は自分の内面を探求していくのが良いと思うんです。
結局パニック障害を生み出したのは誰なのか?
それは、自分ですからね。
自分のどんな特徴が反応をして、パニック障害になったのかを振り返ることは、パニック障害を再発させないためにも大切です。
- 自分にはどんな思考のクセがあるのか?
- 思考のクセは人生を良い方向に向けているのか?悪い方向に向けているのか?
- 思考のクセは自分に合っているのか?
パニック障害はこういったことを理解する良きチャンスですから。
「治った人はそう言うんだよね~」と思ったかもしれません。
でも人って逆境から学ぶ生き物じゃないですか!
何も人生にマイナスなこともなくて、のんびり平穏な人生は楽しいと思いますか?
マイナスの味を知るから、プラスの味がよりかけがえのないものに感じるんじゃありませんかね?
辛いことは人生のスパイスなんだと思うんですよね。
・・・連れずれに書いてきてしまいましたが、
症状を抑えるトレーニングをしつつ、自分の内面を探求していくのが治療にはベストではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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