こんにちは。鹿内です。
- パニック障害を治したいのに良くならない
- パニック障害の治療に必要なことがよく分からない
- パニック障害は治らないと半ば諦めている
とあなたは思われているかもしれません。
毎日のように不安や発作に怯えていて疲れているかもしれません。
何事にもおどおどしてしまうことにうんざりしているかもしれません。
確固たるものがないことに不安が増しているかもしれません。
パニック障害の治療をしていると、なおさら不安になることがあると思います。
それは、確固たる完治の手順がないからです。
「これをやれば治ります!」というものがないからです。
なぜないかと言えば、それは、治し方が人それぞれ違うからなんです。
完全にオーダーメイドなので、共通した具体的な手順がないのです。
ただ治療において、共通な考え方はあります。
たとえば、パニック障害の症状に悩んでいる人がいるとします。
「どうせ私はダメだ」と考えている人と、「私には可能性がある」と考えている人がいたら、どちらの方が治りやすいと思いますか?
「私には可能性がある」と考えている人の方が、治りやすいことは分かりますよね。
つまり、考え方がパニック障害の治療に大きく影響する、ことは当然あります。
パニック障害の治療には考え方が非常に大切になのです。
今回は、そんなパニック障害の治療に大きな差を生み出す考え方を3つご紹介します。
ぜひご自身の治療に取り入れてみてください。
1.人生はRPGである
RBP(ロールプレイングゲーム)をやったことありますか?
ドラクエとかファイナルファンタジーがそれなんですけども、男女問わず好きな人が多いですね。
なぜ好きかと言えば、キャラクターがかっこいい、ストーリー展開が面白いというのがありますが、それだけでないんです。
ロールプレイングゲームの流れが人の人生そのものと被っているから好きになっちゃうんです。
ロールプレイングゲームの流れを思い出してみてください。
勇者があることをきっけかに旅に出るところから始まります。
街を一歩出てみると、そこには無数の敵がいて、敵を倒していかないと先に進めません。
最初は敵が弱いのでずんずん先に進めますが、、、あるとき強敵が現れて足止めをくらいます。
どうしたものかと考え、レベルアップするために、師匠の元と訪れます。
師匠に稽古をつけてもらって、練習を重ねてくと、だんだんとレベルアップをしてきて、そして、強敵と倒すことできるようになって、さらにストーリーが先に進んでいくわけです。
これはまさしく、人生と同じだと思いませんか?
こういう流れは、ドラゴンボールでも同じです。
悟空は敵と戦っていくうちに、どうしても勝てない相手に出会います。
もっと強くなるために、亀仙人のじっちゃん、カリン様に稽古をつけてもらい、レベルをあげて、強敵を倒していって、さらに強い敵と戦っていきますよね。
スターウォーズも同じで、ルークが強敵を前に今の自分では倒せないことを知ると、ヨーダの元を訪れて稽古をつけてもらって強くなり、ダースベイダーと倒すわけです。
こういうストーリーが本能的に好きなんです。
なぜ好きかといえば、ストーリーの流れが人生にそっくりだからです。
人生では、どこかで挫折を経験することがあると思います。
めちゃくちゃ落ち込むことがあるでしょう。
自分のことをダメだとか、無能だとか思うことがあるでしょう。
でもこのままではダメだと思って、どうにかして乗り越える方法はないかと探すわけです。
きっと人や本だから方法を知って、その問題を乗り越えることをされたことが一度や二度あると思います。
まさに、RPBと同じなんですよ!
だとしたら、パニック障害にも同じことが言えると思いませんか?
パニック障害はあなたにとって強敵です。
あなたのやる気をそいできたり、あなたの自尊心を傷つけたり、あなたの体調を乱してきたりします。
落ち込まされたり、不安にさせられたり、衝動的にさせられたりすることがあります。
でもその敵をどうやって倒すことができるのか?を考えるわけです。
誰に稽古をつけてもらったり、自分でレベルアップを図ったり、いろんなことを変えてみたりするわけです。
そうやって、自分を高めてから、強敵を倒しに行くわけですよね。
敵を倒したいと思えば、必ず倒せます。
諦めずに人に教わったり、自分で学んだり、さらに努力したりすることが、自然のことだと思うんです。
パニック障害の治療に諦めそうになったら、思い出してください。
今まさに人生で強敵を倒すためにレベルアップをしているときなんだと!
2.事象は空
では続いて2つの考え方にうつっていきます。
2つ目は「事象は空」という考えかたです。
これは仏教の教えにあることなんですが、イベントには意味がないという考え方です。
人はどうしても幸せな状態がずっと続くことを願います。
でも、そうした固定したものは、この世には存在しない、というのが前提にあります。
たしかにこの世には固定したものはほぼありません。
大好きだと思った人でもいつかは愛情が薄れますし、事業が成功していたと思ったら数年後に結局はダメになることがあるし、子どもも大きなっていつかは巣立っていってしまうし、常に幸せな状態が続くものでもないのです。
反対に、離婚して失意のどん底にいても数年後に再婚して幸せな家庭を築くことがあるし、事業で大失敗してたくさんの借金を重ねても別の事業で成功して巻き返すこともあるし、リストラにあって落ち込んでも再就職先で大きく躍進することもありますから、いつまでも悪い状態が続くこともないのです。
良いことも、悪いことも永遠に続くことはないのに、まるで永遠に続くと思ってしまうことで、心が乱されている、ということなです。
心を乱されるのはよくないことです。
心はいつも安定した状態が望ましいのです。
そもそも起こった出来事には意味がありませんん。
良いことも、悪いことも、当然のように起こります。
起きたことに、いちいちこころを乱されてはいけない、ということです。
空という考え方なのです。
イベントに意味付けしてるのはあなたです。
「これは嬉しい」「これは嫌い」と決めているのはあなたです。
イベントを解釈して、意味づけしているのは、あなたなんです。
人は、自分が意味づけしたことに、一喜一憂して心が乱れているのです。
そんな状態ではダメ、ということです。
心は安定した状態が望ましいですから、イベントに意味付けすることを止めるのです。
イベントを解釈するのを止めるのです。
それが、イベントをありのまま受け入れるということなのです。
ネガティブなイベントが起こったときほど、こう思いましょう。
「意味づけしてまった。ネガティブだと解釈したのは自分である」
3.オープンになりましょう
最後に3つ目は、考え方というよりも行動に近いです。
失敗を隠さずオープンになろうということです。
人は周りの人にかっこいいと思われたいものですよね。
でもよくよく考えると、カッコいいというのは人それぞれ違うことに気付くべきです。
ホリエモンのような行動力と好奇心が強い人をカッコいいと思う人もいれば、反対に公務員のような勤勉で真面目そうな人をかっこいいと思う人もいるわけです。
人の好みはいろいろありますから、気にせずに自分の思ったことを言えるようになりましょう。
4.まとめ
3つすべてができなくてはいけないと思う必要はありません。私もまだまだできていませんから。
ネガティブだな~と思ったら、この3つのどれかに当てはめてみてください。
そうするときっとこころが軽くなると思いますので。
まずはやってみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメントを残す