私がパニック障害になったきっかけ
「パニック障害になったきっかけは何ですか?」と聞かれたら何と答えますか?ある人は、仕事でのプレッシャーと答えるかもしれないし、ある人は家族との関係が悪かったストレスでと答える人もいるかもしれません。私の場合は、「仕事のストレス」と答えます。
パニック障害になったきっかけ仕事のストレスとは?
私は入社以来ホントずっとダメ社員でした。最初に配属された部署ではなかなか目が出ず、上司からは怒られてばかりでした。
「お前のスケジュール、おかしい!」
「なにこの書類、書き直し!」
「会議に出て無言とは…。価値を出せ!」
そんなダメ社員だった私も、年次が上がるにつれて、だんだんと仕事を覚えていきました。スキルを身につけて、上司からいろいろと仕事を任されるようになりました。そして、ついにチャンスがやってきました。
「数千万円規模の開発プロジェクトのリーダー、よろしく」
上司から大役を任されたんです。これはホント嬉しかった。というのも、同僚たちはみはすでに結果出していたので、自分も挽回したいと思っていました。
「俺もみんなに追いつくぞ!」「プロジェクトを成功させてやる!」
めちゃめちゃ意気込みました。
でも、「プロジェクトのリーダー」なんてはじめてだったので、リーダーが何をするのか?知りませんでした。
だから、実際にやりながら覚えるしかなく、とにかく目の前の仕事をがむしゃらにこなしていきました。
- 開発費用の見積もり
- 購買部との調整
- お客さまとシステムの仕様の調整
- 社外・社内向けにスケジュールの報告
- 他のシステムへの影響調査
- 営業へ開発費用の妥当性を説明
- 開発ベンダーとの設計内容の調整
- 後輩社員への教育指導
- VMWareの仮想化サーバの勉強
とにかく見聞きして必要な仕事は当然やりましたし、会議などで足りない仕事が見つかれば、速攻でこなしていきました。
そんなペースで仕事をしていたら、当然のように残業続きになりました。しかも、このプロジェクトの上司は本当に鈍い人だったので、「自分が上司をカバーをしなければ!」と、さらに自分にプレッシャーをかけて仕事をしていました。しだいに長時間労働で肉体的に疲弊してきました。プレッシャーで精神的にも疲弊して、疲れが取れない日々が続きました。プロジェクトも終盤になったころのこと。急行電車の中の発作を起こしました。発作中、すぐに下車できなかったために、恐怖症になりました。こうして、パニック障害になっていったのでした。
プロジェクトは、結果的に成功しました。でも、代わりに「パニック障害」という十字架を背負うをようになったんです。いまだからブログに書けるけど、当時はめちゃくちゃ苦しかったです。
このように、私のパニック障害のきっかけは、「仕事のしすぎ」があったんです。
パニック障害になったきっかけ:時間の使い方
2つ目は、「サラリーマンは一日の時間で仕事の時間が長い!」というのがあるんです。
これはどういうことかというと、サラリーマンの1日の平均的な時間の使い方はご存知でしょうか?
ちょっと試算してみると・・・
勤務時間が8時間とすると、通勤で往復2時間、残業で平均2時間とすると、12時間も仕事に1日の時間を使っているんですね。
そして、食事の時間は1食あたり40分とすると、40分×3で2時間(120分)となるわけです。
そして、睡眠時間を6時間とすると、残り4時間がプライベートな時間となるわけです。
ここまでの時間配分をまとめるとこうなります。
仕事:12時間
睡眠時間:6時間
食事:2時間
プライベート:4時間
ただ、プライベートと言ってもお子さんがいる場合は、お風呂に入れたり、歯磨きや着替えをしたり、寝かしつけをしていると本当に自由な時間というのは限られてきますよね。
あと、仕事についても、仕事が終わってもどうしても仕事のことをあれこれと考えてしまうことがあると思うんですね。
そう考えると、まず一日の半分以上を仕事に費やして、本当にひとりで自由な時間というのは一日で2時間もないというのが現実だと思うですね。息つく時間もないわけですよ。
そんな一日の大半を占める仕事でストレスがあったら、そりゃ~辛いし、気分転換もできないわけです。
だから、サラリーマにとって、仕事でストレスがかかるというのはとても致命的なことであるということなんですね。
最後に
今回は、「パニック障害のきっかけ」についてお伝えしましたが、
お伝えしたかったのは、サラリーマンのパニック障害のきっかけは「仕事のプレッシャー」と「仕事の時間」であるということでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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