
こんにちは。
鹿内智治(しかうちともはる)です。
パニック障害に苦しむサラリーマンに克服のヒントをお届けすることを目的にブログを書いています。
パニック障害の治療で重要なことは、お医者さんやカウンセラーのいう事を愚直に守ることですよね!
言われたことをやらずに「良くならない」「治らない」なんて言うのは論外ですし、
言われたことを勝手に解釈して自己流でやるのも、
「なら治療を受けなきゃいいじゃん!」と思いますよね。
それらは当然のこととして、さらに重要なことがあります。
それは、
「変化する自分を許す」
ことなんです。
「なんだ、許すって?」
「変化する自分って何?」
と思われたかもしれませんね。ちゃんと解説してきます。
治療を新しく始めたり、カウンセリングをするということは、パニック障害である自分と決別することを宣言しているようなものです。
「私は、治すのだ!」
「もう、パニック障害に悩む日々から抜けだすのだ!」
過去の自分に別れを告げて、新しい自分になるために歩み始めますよね。
これはこれでとても素晴らしい!
辛いと思っていたり、やめたいと思っているのであれば、止めていいのです!
ただ、、口ではそう言うんですけど、多くの人が心の中では「変わりたくない!」とも思っているものなんです。
「ダイエットしたい!と口では言っているのに、食べる量を減らせない。。」
「資格試験に合格したい!と口では言っているのに、勉強する時間を作らない。。」
こういうのに似ています。
なぜ、口では変わりたい!と言っているのに、変わりたくない!と思うか?
これは、、
「ホントに変われるの?」
「もし変わってマズいことが起ったら大変だよ!!」
「今がなんとかなっているなら、今が一番安定しているって」
というように、変わろうとすると、保守的な自分が出てきてしまうからなんです。
そして、治療に失敗する人の多くが、口で言っていることと実際の行動が結びついてないのは、この保守的な自分がいるせいなんですね。
「本当は、治したいと思っているんです」と言うのに、行動が伴わないのは、この保守的な自分に負けてしまっているからなんですね。
ただ、この保守的な自分、、、、とても強力な存在なので、負けてしまうことがよくあります。
かつての私も連敗でしたので、4年間もパニック障害に悩み続けてしまいました。。
ただね、ある本を読んでて、ドキッとしたんです。
そこにはこう書いてありました。
ひとつの工場に30年近く働いた工員の人が、工場閉鎖で仕事を失うんです。
働かないと食べていけないのに、工場の仕事以外自分たちは何もできない!と言うのです。
そんな人たちに向けて、著者が言ったことがこちら。
「この労働者は 、一つの牧場の草しか食べられない哀れなヒツジということになるのだ 。
草がなくなってしまったなら 、座り込んで 、のたれ死にを待つ以外ないのである 。」
これ、ドキッとしません?
人間だけなんですよね、辛かったり、苦しかったりするのに、ひとつの場所に留まろうとする動物って。
ほかの、例えば羊であれば、もし食べるものがなくなれば、別の場所を探し出るのは当たり前なんです。
ひとつの場所でしか生きられないと思ったり、ひとつの職業でしかできないという思考のおかしいということを言っています。
私は結構、この文章にドキッとされられました。
その場所にいて辛いんだったら、移動していいし、場所を変えていいんですよ。
そんなことは誰に言われなくたって、僕らは本能的に知っているはずなのに、忘れちゃうんです。
もう食べるものもないのにその場に居続けるのっておかしな話しですもんね?
先日名古屋まで遠出してみて思いましたけど、
「距離を大きく移動するのは、思考を変化させる」のに効果的であると思いましたね。
普段会わない人と会ったり、普段行かない街にいくと、良い刺激になるし変化を受け入れやすい体になりますね!
「いやいや、パニック障害だから、乗り物はムリですって。。。」
と言う声がありそうですね。たしかに、当然ですよね。
では、今回は日常生活でできる、変化を受け入れやすい身体づくりの方法をご紹介します!
これは、普段やらないことをやればいいんです!
たとえば、
・残業が多い仕事をされているならば、残業なしで帰宅してみる
・家にばかりいる人は、ときには実家に帰ってみる
・家族とばかりいる人は、友人と時間を過ごしてみる
・知らない居酒屋に入ってみる
・いつもみんな飲む人はひとりで飲んでみる
もちろん、ご自身の体調に合わせてやる必要がありますよ。
この意図は、繰り返しますが、日常に小さな変化を与えてみるということです。
自分を変えてしまうような大きな変化を作る前には、小さな変化を経験してこころの準備をする必要があります。
本番の試合の前には、必ずウォーミングアップをしますよね!
治療に本気で取り組むなら、まず保守的な自分の存在に目を向けましょう!
そして、保守的な自分を存在を認めたなら、日常に小さな変化を起こしましょう!
そして、徐々に治療による変化を受け入れられる自分を作ってきましょう!
ということです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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