こんにちは。鹿内です。
パニック障害になり、息苦しくなることがありませんか?
それは、過呼吸になっているからかもしません。
「どうして、パニック障害になると、過呼吸になりやすいのか?」といった原因と、
「過呼吸とはどういう症状なのか?」といった内容と、
「なってしまった過呼吸はどうしたら抑えることができるのか?」といった解決策について、
このあと詳しく解説していきたいと思います。
パニック障害はなぜ息苦しくなるのか?
あなたは、電車の中で突然息苦しくなったことはありませんか?
普段通りの移動のために、電車を使っていつも通り乗っていると、急に息苦しくなり、いますぐ降りたいと思ったことはありませんか?
または、エレベーターに乗っているときに、急に息苦しくなり、いますぐ降りたいと思って、目的の階とは違う階で降りてしまったことはありませんか?
これらの原因は
「過呼吸」
と言われているんですね。
そもそもパニック発作と呼吸器は症状が似ているんです。
パニック発作では13の症状が定義されていますが、その約半数が呼吸器に関する症状です。
心拍数の増加、身震い、息切れ、窒息感、腹部の違和感などは、内科であれば「過呼吸発作」「過換気発作」と呼ばれる症状と同じなんですね。
「パニック発作=過呼吸」ではありませんが、パニック発作の一部に過呼吸の症状があるんですね。
ですからパニック発作の息苦しさは、過呼吸になっている可能性が高いと言えるわけです。
であれ、パニック発作の対処法として、過呼吸の対処法が応用できますよね?
では過呼吸をもう少し深掘りします。
なぜ過呼吸になるのか?
なぜ過呼吸になるんでしょうか?
それは、
「体内の二酸化炭素が減るから」
なんですね。
ここで呼吸のメカニズムを説明します。
息をすうと肺に酸素が入りますよね。
酸素は肺の血液中に溶け込み、血液中のヘモグロビンと結合します。
ヘモグロビンとともに酸素は血液にのって、体の隅々まで運ばれます。
運ばれた酸素は体の細胞に取り込まれます。
酸素と交換するように、二酸化炭素が血液中に溶け込み肺まで運ばれて息を吐くときに体外へ排出されるんですね。
ヘモグロビンは二酸化炭素と出会うこで、酸素を細胞へ渡せるそうなんです。
だからまずは、
「酸素を細胞に取り込むには二酸化炭素が必要」
なんですね。
でも過呼吸の場合、二酸化炭素を吐きすぎて、血中の二酸化炭素が少なくなっていう状態なんです。
そうすると、ヘモグロビンは運んできた酸素を細胞へ渡せないんです。
そうすると、酸素が足りなくなっていと脳に指令を出すようになって、息を吸おうとするんです。
でも足りないのは酸素ではなく、二酸化炭素だから、いくら息を吸っても落ち着かないわけなんですね。
過呼吸がすすんでしまうと、体の血管の一部が収縮します。
収縮により細胞に送られる血液が減り、酸素が一層いきわたらなくなるそうなんです。
とくに脳の血管の収縮は大きく、
- 頭や体がふらつ感じがする
- 息苦しい
- めまい
- 自分の体でないような感じがする
- 自分が何をすべきか冷静な判断ができなくなる
- 心拍数が増加する
- 手足や顔がビリビリする
- 口がぱさぱさになる
といった症状がでてくるそうなんです。
こんなときどうしたらいいのか?
こんなときどうしたらいいのか?
過呼吸のときには2つの対処法があります。
1つ目は、「紙袋を口にあてて呼吸をする」です。
こうすることで二酸化炭素が多めの酸素を繰り返し取り込めるので、酸素の交換がスムーズに行くようになって、落ち着いてくるわけです。
2つ目は、「呼吸法」です。
何かの拍子に二酸化炭素を吐きすぎてしまうことが原因なわけですから、息を整えてゆったりと呼吸できればいいわけです。
ただ過呼吸のときは、頭がテンパっていますから、ゆっくりと呼吸をしようと思えないこともあるでしょう。
だとしたら、普段からトレーニングすればいいのです。
このブログではパニックマスター呼吸法をおススメしています!
まとめ
今回はこちらの本を参考にしました。
著者は心療内科の先生で、治療方針は「呼吸法を使って発作症状を鎮めてからカウンセリングをする」ことを提唱いています。
これは私が治していった流れと全く同じですから、この治療方針にとても共感しています。
どんな治療をしているのか?具体的に本の中で紹介されていますので、ぜひ買って読んでみることをおススメします!
ややりパニック障害の改善の鍵は呼吸ですよ!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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