こんにちは。
鹿内智治(しかうちともはる)です。
あなたはパニック障害の治療期間はどのくらいだと思いますか?
数年と考えるかもしれないですし、十数年と考えるかもしれません。
私の場合は、28歳にパニック障害になって32歳のときに治すことができました。
ですので、4年かかってパニック障害を治すことができました。
1年目は、何もできずにだた日常生活にできないことが増えていきました。
2年目以降は「パニックマスター呼吸法」を使ってどんどん苦手なものがなくなっていきました。
パニックマスター呼吸法とはなに?と思った方はこちらを読んでください。
↓↓↓
呼吸法に加えて、ストレスを減らす考え方に変えていきました。
そこまでたどり着くのに4年かかりました。
今回は、私の経験を踏まえて、
「パニック障害の治療期間」
についてお伝えしていきます。
目次
1.パニック障害の治療期間の目安は4年

私の経験から、パニック障害の治療期間は「4年」でした。
4年のなかで「起きたこと」「やったこと」について説明していきます。
まず、パニック障害の治療期間において、各期間の位置づけをお伝えします。
まず1年目は「パニック障害の症状が起きる条件を覚える」期間でした。
「どんな場所にいるとパニック障害の症状が出やすいのか?出にくいのか?」
「どんな精神状態だとパニック障害の症状が出やすいのか?出にくいのか?」
「どんな体調だとパニック障害の症状が出やすいのか?出にくいのか?」
始めのうちは辛いことばかり。
でも、だんだんと体験していくことで分かっていきました。
「こんなところでパニック障害の症状がでてしまった。。」
落ち込むこともあります。
「こういうところはパニック障害の症状がでなくて大丈夫かもしれない!」
嬉しくなることもあります。
さまざまな経験から、パニック障害の症状の条件を理解する期間が、1年目でした。
続いて、パニック障害の治療期間において、
2年目は、「パニック障害の症状への対処法を覚える」期間でした。
パニック障害の症状を抑えるための対処法はいくつかあります。
そのなかで、必ずおススメするのが「呼吸法」なんです。
ただの「深呼吸」ではありません!
おススメするのは「しっかり息を止める」ことを大切にした呼吸法なんです。
なぜしっかりと息を止めることが必要なのか?
息を止めることはパニック障害の人にとって、怖いと感じるかもしれません。
ですが、実は息を止めることが大切なのは、パニック障害は「過呼吸」と関係があるからなんです。
最後に、パニック障害の治療期間において、
3~4年目は「パニック障害の症状を抑える自信をつける」期間でした。
2年目でパニック障害の症状への対処法は覚えていくと
「対処法があれば苦手な場所にいける!」という自信がついていきました。
自信はあるけれども、それでもまだ、ときどき電車に乗っていると気持ち悪くなることがありました。
仕事で緊張しすぎてパニック発作の前兆を感じることもありました。
自分の体調に不安を感じてしまうことが起こりました。
でも、そういった場面でも、パニック障害の対処法を使うのです。
すると、「あれ、気分が楽になっている!まさに効いているってことだ!」
と成功体験をすることで、対処法に対する自信がもてるようになるんです。
「不安感や気持ち悪さはコントロールできているものなのだ」
そう自信がもてるようになっていきました。
この自信を積み上げていくのが最後の2年間でした。
ここまで、パニック障害の治療期間が4年で何をしたか分かっていただけたかと思います。
では、それぞれの期間の中身をもう少し詳しく見ていきたいと思います。
2.1年目は「パニック障害の症状が起きる条件を覚える」期間

正直に言いまして、パニック障害の治療期間で最初の1年間は4年のうちで最も辛い期間なんです。
だって、人生で初めてパニック発作を経験するし、
「またパニック発作が起きたらどうしよう」と予期不安を感じるようになるし、
「人前でパニック発作が起きてしまったらどうしよう」と考えて苦手な場所へ行けなくなる、広場恐怖になるし、
本当にいろんなことが経験する大変辛い期間なんです。
ただ、たしかに大変辛い期間なのですが、だんだんと時間が経つにつれてパニック障害の症状は落ち着いてきます。
パニック障害の症状は落ち着いてくると、だんだんとあることに気付いてくるんですね。それは、
「どういう状況にいるとパニック障害の症状が起きやすいのか?」
ということなんですね。これは実は裏を返せば
「どういうことをやめれば、発作が起きづらいか?」
ということが分かってくるんです。こういったことを積み重ねているうちに、
「自分が苦手なこと」や「自分が不安を感じやすいこと」が分かってくるんです。
パニック障害になったばかりのことは「こんなことすらできなくなってしまった。悲しすぎる。」と落ち込んでましたが、今ならこう思えるんです。
「パニック障害を治すためには必要な、落ち込み、だった」と。
この期間ではパニック障害の自分としっかり向き合うことが大切なんです。
3.2年目は「パニック障害の症状への対処法を覚える」期間

パニック障害の治療期間において、2年目を向かえますと、パニック障害の症状が避けられたり、我慢できたりするようになるころだと思うんです。
でも、相変わらず、ふとしたときに、パニック障害の症状が出てしまうので、「いつ治るんだよ?」と焦りが出始める時期でもあります。
2年目になったのなら、パニック障害の症状への対処法をちゃんと学ぶことをオススメしているんです。
実は私が強くオススメしている方法は、私は今だに実践している方法なんです。それは、
「呼吸法」
なんですね。
しかも、その辺のブログや書籍で紹介されているような、呼吸法ではないんです。
オススメしている呼吸法は「息を止めること」に主眼をおいた呼吸法なんですよ。
なぜ、息を止めることに主眼をおいているかというと、過呼吸と密接に関係しているからなんですね。
パニック障害の主な症状は、窒息感、息苦しさ、息切れ感、などの呼吸器系の症状として表れやすいと思うんですけども、
これと似たような症状が表れる病気に「過呼吸」あります。
「過呼吸」にはどういう症状があるかご存じですか?
「過呼吸」も窒息感や息苦しさなどの呼吸器系の症状が表れるんですね。
それで、過呼吸の症状がでたときに、症状を抑える方法として、どんな方法があるかご存知ですか?
実はこれが、「息を止めること」、なんです。
だから呼吸法系の苦しさがあったときは深呼吸をするのではなく、息を止めるのが正しい対処なんですよ。
この辺りの解説は、別の機会でお伝えしますけども、
「息を止める」ということはパニック障害による不安感や息苦しさに楽にするのにとても効果があって、即効性があります。体験済です!
この「息をしっかり止める」呼吸法のことを、このブログでは「パニックマスター呼吸法」と呼んでいるんです。
この呼吸法を毎朝15分間、静かな場所でゆったりした気持ちでやるのです。できれば毎日!
これは効きますよ~。薬よりも~っと安心感を感じられますし、薬よりもリラックスできます。
これは体験してみないと分からないことなので、ぜひやってみる方が早いと思います。
4.3~4年目「パニック障害の症状を抑える自信をつける」期間

パニック障害の治療期間において、3~4年目は、先ほどお伝えした「パニックマスター呼吸法」はどこでも。どんな状況であっても、使える方法なんですね。
私は今でもときどきパニック障害による不安感や吐き気を感じることがあるんですよ。どんなときかというと、
私の生業はシステム開発なんですけど、開発の納期が迫ってくると終電より遅くまで仕事をすることがあるんですね。
そういうときは会社負担でタクシーで帰るんですけど、
もうそんなときは、クタクタで、外に出れば周りは真っ暗で、スピードをビュンビュン出す深夜のタクシーは結構不安感を感じたり、吐き気を感じることがあるんです。
でもそんなときに、ゆっくり静かにこの「パニックマスター呼吸法」を意識して5分やるだけで、
すぅーーーっという感じで吐き気や不安感などの負の感覚がなくなっていって、安心した気持ちになってくるんですね。
他には、最近ひとりで飛行機に乗ったときも、
飛行機の離陸のために滑走路を移動し始めたときや、離陸のために急激にエンジンを稼働させて少し加速するときなんかに一気に不安になったんですね。
そんなときにも、「パニックマスター呼吸法」でしっかりと息を止めて呼吸することによって、不安感が大きくなることを防ぐことができたんですね。
新幹線にいるときだって、バスに乗っているときだって、もうほぼ同じです。
私にとって、「パニックマスター呼吸法」をすれば完全に不安感をコントロールできているんです。
コントロールにできる!という自信がもてるようになったのも、パニック障害による不安が出てくるたびに、「パニックマスター呼吸法」をやって「楽になれた」という成功体験を大量にあったからなんです。
だから、この最後の2年間で成功体験を大量に積んでいって、自信を付けていくんです。
5.まとめ
このようにパニック障害の治療期間において1年目では、パニック障害の症状が起きる条件が分かるようになっていて、
パニック障害の治療期間において、治療期間の2年目では「パニックマスター呼吸法」を繰り返しトレーニングにしていって
パニック障害の治療期間において、治療期間の3~4年目では「パニックマスター呼吸法」による成功体験を積み重ねることによって
パニック障害は十分にコントロールできるようになるんです。
「パニック障害をコントロールできるようになること」を目指すべきなのです。
あなたのパニック障害が少しでも楽になることをこころから祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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