こんにちは。
鹿内智治(しかうちともはる)です。
パニック障害に苦しむサラリーマンに克服のヒントをお届けすることを目的にブログを書いています。
今回のテーマは「無意識」についてお伝えしようと思います。
無意識の存在は、とても興味のあるテーマなんです。
なぜ興味があるかといえば、無意識のことを知るとパニック障害の改善に効果があるからなんですね。
無意識って、私たちが毎日膨大な情報を受け取っているとなかで、
必要な情報だけをピックアップして、提供しているのをご存知ですか?
知らないという方もであってもこんな体験をしたことがありませんか?
例えば、奥さんや友人や家族の誰が妊娠されると、
街を歩いていたら、やたら妊婦の人に目が留まるようになったこと、ありませんか?
「え、妊婦の人、増えた?」なんて錯覚するほど、気づいてしまったこと、ありませんか?
他にも例えば、仕事のカバンを変えたや、変えたいと思っているときに、やたらにカバンが目に入るようになったり、
旅行に行きたいと思っていると、やたらと行き先の情報が目に入るようになったり、
この家電ほしいと思っていると、やたらと家電の情報が目に入るようになったり、
ある人のことが気になっていると、やたらとその人のことが目に入るようになったり、
こんな経験されたことがあると思います。
でね、これはまさに、無意識がフィルターの役割をしているのと、フィルターの中身が変わったことを意味しているんですよ。
「無意識がやってるなんて、あり得ない!」
と思われるかもしれませんね。
でもこれは、脳科学的に説明されていることなんです。
私たちがいろんなものを見たり聞いたり感じているときに、情報を得ていますけども、
その情報量をファイルのサイズに換算すると、
「毎秒約1.5メガバイト」
だそうです。これは情報量が多めのエクセルファイル、といったところでしょうか。
これが毎秒私たちに届いているんです。
片や、私たちがその情報量の中で意識的に処理できるサイズは、
「毎秒約15バイト」
テキストファイル程度と言ったところです。
その差、約8000倍ですよ!
どんだけ違うんだよと言う話しです。
これだけの差があるので、情報を絞らざるを得ないんです。
そこで、無意識がフィルターとなって情報を絞っているということなんですね。
「じゃあ、どんな基準で情報を絞っているのか?」
これ気になりますよね。
この基準は、今のあなたに「近しい」情報だったり、「必要そうな」情報です。
だから、
イライラしちゃっていると、イライラするようなイベントが起こったり
恐怖を感じちゃっていると、さらに恐くなるようなイベントが起こる
なんてことが起こってくるわけなんです。
つまり、ここで言いたいのは、
「ネガティブなことであっても、あなたが望んで受け取ってしまっている」
ということなんです。
「そんなの嫌だ~!」
「そんなものを受け取りたくない!」
みんな口ではそう言うのですが、
無意識のフィルターが、あなたに「近しい」「必要そうな」情報を選んできたんですって。
だから、あなたが望んでしまっていると言えるでしょ?
無意識のフィルターって、
「あなたの心のを映し出している」
とも言えるんですよ。
ここまで、お分かりいただけましたか?
だんだんと追い詰められているような気がしてきませんか?
そんなこと思う必要ありません。
むしろ、自分を客観視するために使える情報なんです。
今自分が何を望んでいるのかがはっきりと分かるじゃないですか!
「前もこれ見たな、あ、今これを欲しているんだね」
というように自分の心のあり様に気付けるじゃないですか!
せっかく無意識が私たちのために選んでくれた情報なんですから、自分のことを知る手助けにしたらいいと思うんですけどね!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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